言葉の合わせ方と繋げ方
また書きに来ました。リクエストは前に来てたのですが、ちょうど今ライブ(おいw)の待ち時間で時間出来たので書こうと思います。
本業的には「なんでそこに居るの?」と言われますのであまり作業場所の人達には音楽関係のことは言ってません。
人は連想出来ないことを言われると思考のエラー起こしやすいのでね。
閑話休題。
今回は『言葉のストック方法や管理について』というリクエストからです。
管理なー。あまり変なことしてないからなー。とか思ってちょっと時間過ぎていったのですが、先ほどTwitterを観ていたら
こんな素敵な画像がすっと来て「あ、同じ同じ」とか嬉しくなってしまいました。
言葉をはめる。音を抜き出す。
音のリズムと譜面から、声が乗る箇所が出てきます。その中で「とん」と声がおける場所。小さく「と」っとおける場所。連続で「とととと」とおける場所。そういうのを抜き出すところから始めます。
本当に、上の画像と同じ(まぁ大先輩と同じなんておこがましい物言いですが……)ですね。
そこから、テーマ文字を二三用意して、パズルっぽくはめていきます。
4文字に合う場所。3文字に合う場所。テーマ文字が長かったら短い別の言い回しを探して、短かったら重ねたり別の言い回し作ったり、オノマトペ(わー、とか、うー。とかそんなの)で埋める時もありますが、テーマ文字が硬いと使えないので、そんなときは辞典とにらめっこです。
言葉を選らぶ。言い回しを探す。言い回しを作る。
例えば、『未来』『次』『場所』なんてテーマが来たとします。
卒業なのか、旅立ちなのか、期待なのか。
視点はどこなんだろう? 本人なのか、友人なのか、恋人なのか、それとも第三者なのか。
まず、そんなことをつらつらと決めてメモに取ります。
今回は「本人」が「今から次へと」一歩進む「卒業」という道。
そんな感じだとしましょう。
そして、その本人の「気持ち」を勝手に作ります。(この辺は言われることもありますが、入り込めなければ無理、書けないのでなるべく書けるように入り込める気持ちを作ります)
そうですね。寂しさがあり、心残りはあるけど、前に進むほうが良いと決めている。踏み込む勇気が足りなかったけど、周りに言われたり回りを見回したりしていたら、前に行くのがどんどん楽しくなってきた。そんな感じで
そうすると、キーとしては「明るい」「陽射しや太陽などの光の方へ行くのが未来」そんな感じの連想が出来ます。
で、その辺りのことばをざっくりとメモやノートに書き出します。
未来、陽射し、差し込む、踏み出す、勇気、寂しさ、周りの声、暖かい、光……。
結構ネタとして来ましたね。そこからもう一歩。それの連想言葉を辞書で引っ張ります。
おいらは、iPhoneユーザーなので、iPhoneの辞書アプリを良く使います。
この辺りをよく使いますね
辞書を引く。文字をならす。
さきほどの「○○○○○」などに合うように文字を置いてならす作業をします。
類語新辞典では、「未来」とか引くと
158c-今昔 という項目からだーっと40個ほどの近似の言葉が出てきます。古語もありますし、普段使わない言葉もありますが、普通に言い回しで使うのも多いです。そこから、4文字だったら「これから」だな、3文字なら「未来」でいいか。5文字なら「将来」ってのも使えるのか。2文字なら「すえ」もある。あ、4文字だったら「このさき」もあるか。など引っ張ってきてメモします。
そこから、ああでもないこうでもないとパズルをして当てはめて、ストーリー作って整理してもう一回。とかやって作ります。
あ、前に言った「おおあい(このさき)」とかって母音残しで歌いやすくする。ってのはその後にちゃんとやりますよ。
なので、「○○○○○」ってのは曲来たときにすぐやる行為だったりします。
作詞はこういうことするとぐっと楽に出来るので、覚えておいて損は無いかと。
今回はこの辺で。