雲の上☁Vol.1|やらない選択
一番多い質問とは?
早速ですが、ペットロス関連のことで一番よく聞かれる質問。
真髄というか…これ私も知りたいです。
正直、そんな奥義的なものがあれば私が知りたいです・・笑
ひとのココロはそれぞれ。
痛みも苦しみも時間も、個々に違うもの。
そして、大切な友人やかぞくが目の前で哀しみ嘆いていたら
そう思うキモチは、相手を想うからこその配慮からくる
至極、自然なことだから。
ロスケアに限らず、カウンセリングや考え方については、
前回も記述していますが、所謂「訓え(おしえ)」を扱うものは
多少なりとも流派があると個人的に思っています。
私にも基盤となっている訓えがあり、そこへたくさんの方のお悩みに寄り添って経験として得たものもあります。
私が話すことが万人向けではなく、あくまで一つの考え方として捉えて頂けると幸いです。
なぜなら、カウンセリングにおいてはオーダーメイドです。
個々にアプローチやプロセスも違います。
個々に宗教的思想や背景や生活状況においても違うので、違和感もあるかもしれませんが、全ての方を対象にはしておりませんので、ご容赦下さい。
なにをしたらよいか?
では、それらを踏まえて、この質問に単純に回答するとしたら、
なにもするな!の意味ではなく、
相手を「コントロール」しようとしない…という意味ですね。
気の利く言葉で、元気づけたい・・・と思う気持ちは誰でも思いますよね。
そして、ココロ…感情の移り変わりにはひとそれぞれのプロセスがあります。
色んな様々な感情が入り乱れている中、そのヒトが「今、欲しい答え」をピンポイントで言うのは至難の業!!
世の中には、当たり前に使っている言葉の方が、案外相手を傷つける言葉だったりしちゃいます💦
大切なヒトが、目の前で落ち込んでいたら、前を見てねと言いにくいですよね?
あなたには目の前の光が見えていても、そのヒトには先の見えないどこまで続くのか、どうなっているのかすら未知な状況の真っ暗なトンネルのようなものだったりします。
その、「励ましたい」「勇気づけたい」は、
あなた側のキモチではありませんか?
「何かをする」ことより、相手が今どういう感情でどういうステート(ココロの状態)でいるのか、そして、そのキモチに寄り添えるかが大切だと思います。
今の色んな感情含め、不安定な感情も自己防衛として大切な本能でもあり、回復経過での大切なプロセスでもあるんですよね。
また、自責の念も、そのヒト自身が自分を奮い立たせておくための最終手段だったりします。
決して「そんなに(自分を)責めないで」と否定しないであげて欲しいのです。
「どうする」かより、そのヒトのステートが「どういう状態」なのかを察知しそのキモチを尊重することがケアなんだと私個人は思っています。
ヒトはみんないろいろ。ケアだってそれぞれ。
なにかしたくなった時こそ「しようとしない」ことが相手を尊重する最大の配慮なのかも知れないなぁって、私は思っています。
また、これらは全てに限った話ではないので、状況によっては違う場合もありますので、ひとつの参考のものとしてご容赦下さいね。