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看護師になってから自分が「繊細さん」だと気づいた話

私は看護師を始めて4年目の今、自分がHSP気質(繊細さん)を持っていることに気づきました。

しかし、看護師にとって繊細気質はあまり適していないと考える方もいるのではないしょうか?

実際過去の私も繊細気質をネガティブに捉えていて、受け入れるのに1年ほど時間を要しました。

そんな私がHSP気質と気づき受け入れたきっかけや、気づいて良かったことについて簡単にまとめてみます。

どうか温かい目でご覧ください。

HSP気質に気づくきっかけ

私がHSP気質に気づくきっかけを以下の順序でまとめました。

  • 学生時代

  • 看護師1年目

  • 看護師2年目〜現在

学生時代は普通だった

学生時代の私は、繊細というよりも以下のように思っていました。

  • 人見知りがある

  • 典型的なO型の大雑把

  • 成績は悪くても何とかなる精神

  • 楽観的な考え方

  • 相手を楽しませるのが好きな芸人タイプ

  • 第五感が冴えている

  • 人よりも少しだけ匂いに敏感

今考えると、HSP気質によるものもあるなと思いますが、学生時代は今より知識がなかったため、HSPという気質があることを知りませんでした。

夢だった看護師になれた

大学を卒業後、無事に国家試験に合格、小さい頃から夢だった看護師になります。実習で一番印象に残った整形外科の配属に決まり、学習にも力を入れ早く一人前になりたいと日々取り組んでいました。

しかし配属されてから2ヶ月ほど経過した頃、同期との実力の差を感じるようになります。同期よりもたくさん勉強して、一生懸命仕事を覚えているつもりだったのですが、なぜか毎日怒られる。先輩の期待に応えられない。先輩方の視線が怖い。

とはいえ楽観的思考がある私は、「まだ1年目だからしょうがない」と思うようにしていました。

配属されてから、4ヶ月たった頃。同期の1人は夜勤勤務が始まりました。それはつまり、独り立ちを意味しています。その頃から、ますます先輩方の視線が気になり、自分の噂をしている声が聞こえるようになりました。

先輩方は自分のためを思ってくれていると思いつつ、仕事も休まずいっていたのですが、突然涙が溢れてくるようになります。

まさか自分がメンタルが弱いと思っていませんでしたが、うつ病の前触れと感じたため、部署を変えてもらうことにしました。

異動してから

部署を変えてからも、しばらく涙が自然に溢れてきたり頭痛を
引き起こしたりと弊害はありましたが、仕事には休まず過ごせていました。

部署が変わったから、新たな気持ちで勉強をしようと休日に本屋に行くと「自己啓発本」や「メンタルケア本」、「HSPに関する本」が多いことに気づきます。

HSPに関する本を1冊手にとって読んでみると、HSP気質あるある項目が自分に当てはまることが多いと気づきました。同時に、HSP気質を持っているのに看護師としてやっていけるのかとも思いました。

なぜならHSP気質を持っている自分は「弱い人間」で、「仕事ができない人間」と思い始めていたからです。

しかし、ネガティブなことばかりではありませんでした。

例えばHSP気質のメリットは以下の通りです。

  • 細かなところまで変化に気づけるため異常の早期発見ができる

  • 他者への共感力があるので患者さんに寄り添える

HSP気質のメリットを知り、受け入れてから心が一気に軽くなりました。

HSP気質に気付いてから

自分がHSP気質だと気付いてからは、自分を大切にするようになりました。
意識的にストレスの原因を避けたり、人間関係の悩みを気にしすぎないようにしたりなどです。

私が実践していることは以下の通りです。

  • 1人の時間を作る

  • よく頑張ったと自分を褒める

  • 温かい飲み物を飲む

  • ストレッチをする

  • HSPに関する本を読む

HSP気質があることに気づかず、もしもうつ病になってしまっていたらと思うと、繊細な一面があることに気づいてよかったなと思います。

HSP気質は、病気ではありません。自分を受け入れることが自分を大切にする一歩に繋がります。

繊細さんは自分に寄り添うことが大切ですね。


おすすめの本

「繊細すぎる自分の取扱説明書」中島輝著



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