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夏は終わらない。

こっちはめっちゃ寒いです。ちょっと数週間前まであんなに人を殺める程の暑さだったというのに地球は情緒不安定だ。そうさせてるのは誰だよという話だけど。

こんなnoteとか書いてて何だけど僕は文章を全くと言っていいほど読まない(論文はたまに読むけどそれは仕事のためで嫌々...ごほんごほん)。だけれどもこの度友達に勧められた詩集だと思っていた本をたまたま、本当にたまたま見つけて勢いそのままレジに持っていき家に着いて開いてびっくり。文章がいっぱいだ。

とはいえ古本といえどお金を払って手にした物。歯を食いしばってページを読み進めるとこれが面白かった。感想はここじゃないどこかで。でも今の僕に必要なことが溢れてる本だったなと思っている。これからの人生でこの本の内容を引用することは多々ありそうだ。

さて、皆さんは音楽をどういう時に、どういった用途で聴いているだろうか。僕は所謂BGMとしての聴き方はあまりせず、基本的には音楽とだけ向き合って音楽を聴くためだけに音楽を聴くことが多い。なにもこれが高尚な方法だから皆の衆は真似をするように、という事が言いたい訳ではなく、今回本を読むにあたってBGMとして音楽を聴いてみたという話。

そこでセレクトしたのはブライアン・イーノ。所謂アンビエントと言われる音楽をしている方で、The 1975の雑誌インタビューから知った。まだそんなに詳しくない。セレクトした理由は簡単で「うるさくない」という事だ。本を読むことだけに集中できる音楽。こんな事を言うとどこからか怒られそうだしあんまり僕も良い気持ちはしないけれどその他の僕が知るものの中では一番静寂に近い音楽であった。

なんてことを思ってたんだけど、アンビエントミュージック(=環境音楽)について軽く調べてみると、ブライアン・イーノ自体がアンビエントを「興味深いが無視できる」と定義してることからあながち適した聴き方だったのかなと。

音楽もあくまで環境の一部。当たり前のことなのに全然考えたことがなかったなぁ。そして僕らも環境の一部、ひいては宇宙の一部。早速さっきの本の引用になっちゃうな。

夜更かし気味のここ数日。外から微かに聴こえる蛙と秋虫の鳴き声。環境音楽。いつの間にか蝉と交代してたみたいだ。

夏が終わる。いや、秋に繋がっているだけ。何も終わらない。



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