「恥ずかしい」という気持ちは何に対してのもの?
恥ずかしいという気持ちを感じたとき、それはどういうときですか?
学校で皆の前で意見が言えなかったとき?
皆できることが自分にできないとき?
見られている中で失敗したとき?
それぞれ恥ずかしいという気持ちを持つ状況は異なると思います。
その恥ずかしさは何に対する恥ずかしさですか?
一般的な「恥ずかしさ」とは
自分の欠点・過失などを自覚して体裁悪く感じるさま。面目ない。
人目につきたくない思いである。気詰まりである。てれくさい。
これは他者から見られている、他者からなにかしら評価される、といった
外面的な要素を前提で感じるものです。
他者からの評価(外面的な恥ずかしさ)を意識すればするほど、
行動の第一歩が重くなります。
失敗したら、どうしよう・・・
人前で笑われたらどうしよう・・・・
どうせ、私なんて・・・
こういった思いが先行してしまい、挑戦する気持ちが失われてしまうと
思います。
本来、あるべき「恥ずかしさ」は他者からの評価ではなく、
自分自身の良心から見て感じる内面的なものであるべきだと思います。
もう少しくだけた表現をすると
「自分が行う行動に対して、他人や世間の評価を除いて、
自信をもてるかどうか」という感じです。
ただ、ここに良心が養われていないと善悪の判断がつかず、
ただ行動してしまうだけになります。
良心を養っていくうえでこの「内面的な恥」というものが
意識されていくと、行動力がより高まっていくきっかけに
なると思います。