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お寺の魅力 vol.7「経験を伝える」

前回の記事の「因数分解の使い道」でお伝えしたように
子どものころに学んだ内容が社会でどう活かすことができるかを
考える機会はあまりないのかなという印象です。

大人になったら、そんなの使わないんでしょ?
なのに、なんで勉強しなきゃいけないの?


私が塾講師をしていたときに生徒たちから言われた際に
「たしかにな、、、、使わないとわかってるものを学ぶのは
子どもたちの立場からしても面白くないだろうな・・・・」
と考えさせられました。

必要なのは「学んだことがこの先、どんなことに繋げれそうか?、応用できそうか?」ということを伝えたり、一緒に考えることなんじゃないでしょうか?

その場を作り出せるのはお寺が可能性を秘めている氣がします。
もともと寺子屋の役割を果たしていたこともあり、
普段話せない真面目な話や自分が経験してきたことを
誰かに継承していく場としては適切だと思います。

お寺自体、地域ごとに分布しているからこそ、
その地域でしか経験できないことがたくさんあります。
それを間近で経験している大人たちが子どもたちや若者に
自分自身の言葉で伝えていく機会が増えれば、
人が自然と話をしに行きたくなる場としての役割を
持ち始めるのではないでしょうか?

そういう機会が増えると

大人側:自分たちが経験してきたことが子どもたちが学んでいる分野のどこ    に繋がるのか?

子どもたち側:地域の大人の話を聞いて、自分たちの学んでいることがどう活かせそうか?

というように両者が歩み寄る関係で学びが深めることができます。

普段、家とかじゃ話せないけど、お寺だったら話せる!
そういう場所としてのお寺の在り方もありなんじゃないかなと思います。


本日のヘッダー「城願寺」

城願時は鎌倉幕府を創設した源頼朝を助けた土肥次郎実平等一族の菩提寺です。
寺院内の墓地の奥には土肥一族のお墓が在り、凛とした空気感が漂っていました。

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