落選しました。企画案を公開します。
概要
先日心躍る募集があり、応募いたしました。
結果は落選でしたが、応募に際して諸々整理できたこと、その内容が世の中に広まって良い方向に変わっていけばいいなと思いました。
という気持ちを持ちましたので、企画案を公開いたします
背景・経緯
きっかけはFacebookのフィードでした。某就職支援サイトにて、興味深い募集があるとのこと。
内容は某県中高の校長。1年間の準備期間(副校長)あり。職歴・経歴不問というもの。
これは面白いと思い、企画がかけそうなら応募しようと判断し、たたき台が1日で書けましたので応募する判断をしました。
企画案
というわけで企画を応募いたしました。
内容はこんな感じです。
詳細~経緯~
元々の募集内容が3つの問いに答えられる人、というものでした。
「常識にとらわれない校長」という斬新な募集要項なので、「常識にとらわれない」「最適な」解答を紡げるか、ということを深く確認させていただき、適切な企画案を創り上げれるかが焦点としました。
結果、自分として納得がいく解答を創れたと判断したので応募に至りました。
応募への対応については、非常に短く、「頂戴しました自己アピール及びWeb履歴書をもとに選考を進めさせて頂きましたが、残念ながらご希望に沿えない結果となりました。」というものでした。
企画についてどのように議論してこの判断になったのかのフィードバックが無いことは大変残念に思いましたが、まぁそういうものだよね、とも思いましたので回答は受け入れます。
ただ、企画そのものは結構良いものだと思いますので、公開する判断をしました。
詳細~企画内容~
企画はざっくりいうと
①教育改革の本質は何か?
②そのための関係者はどういう状態であるべきか?
③そのための移行プランはどうであるべきか?
の3段階の構成になっております。
詳細を書きすぎると、企画だけ盗まれてTakerに利用される未来が見えたので、あるべき論にとどめ、どのように実現できるかは記載しない方向に決めました。
(これで興味を持つに到らない相手の場合は一緒に教育改革するにはしんどいだろうな、と思った。というのもあります)
(そしてその回答になったので、まぁそういうものだと思いました。勿論これ以上に斬新な提案だったり、これ以上に実行力がある方が採用されることになると思いますので、未来が明るいと信じることにします)
さて、ここで触れたいのは①②です。特に触れるべきは①教育改革の本質だと思っております。②そのための関係者はどういう状態であるべきか?も良い問いだと思ってますが、本質的には①を実現する手段の話だと考えております。
教育改革の本質①時系列
こちら一言で言うと「未来の日本に必要な教育」になっていない。だと考えております。
勿論「未来の日本」「必要な」いずれも定義が難しいので綺麗な回答は難しいでしょう。ですが、「そこを目指した教育改革を行っていない」ことが課題の本質だと言えます。
これは教育に限った話ではないのですが、
多くの人は「現在できること」「現在直面している課題」からスタートして、改善案を持ってきます。
現在の課題が解決する可能性があるので、一見良いことのように見えるのですが、この構造である限り「現在できるとは限らないこと」「未来から逆算して解くべき課題」には無力であることが多いです。
一時代前まではそれでよかったのです。それは物(やサービス)が溢れていなかったからです。0と0.5を比べたら0.5だけ価値向上しているので、意味がある投資だったと言えます。
ですが、現在はすでに価値が1位ある状態です。1を改善するという行為は単純な価値向上を約束されたものではなく、他の視点から見た場合に価値が減損する可能性がある価値になります。つまり1を改善したらある見方からは1.5になるが、別の見方からは0.5になる、というものです。
そのうえで、環境問題などは「いやそもそも1の価値は誤った常識の上での評価であって、環境観点など別の観点では1の価値ないよ」というものです。
このような時系列的な価値構造があることを知っておく必要があります
教育改革の本質②誤った常識
その構造が見えてきて、現在の教育の立ち位置を見るとわかりやすいです。すなわち、現在の教育はこの古い価値観を前提で作られてきたものです。(ちなみに、その価値観を効率的に産み出す制度としての現在教育はなかなかのものだと思ってます。)
つまり、この常識を変える必要があります。
なので、教育改革の本質は
子供たちがその常識を超えた先の教育を受けられるにはどうしたらよいか
になります。
あとはそれを体制的に、環境的に、用意すれば良いと言えます。
これを実現するための最大の障壁は国や法律になると思います。そこを上手くバランスを取って改革することが必要になると思います。
そんな企画案になりました。
ここまでお読みのお方はお気づきかと思いますが、教育以外も大体同じ構造なので、なんらかの課題感を持っている際に一助になったなら幸いです。