【BOS】Tyler O'Neillをトレードで獲得
*見出しの画像はoverthemonster.comから引用しています
日本時間12月8日の午後、BOSファンが期待したであろうトレードが正式に成立しました。我々レッドソックスファンにとっては朗報以外の何者でもありません。
とは言いつつも、BOSの事情を知っている方ならこのトレードは必須だったと思います。正直私もトレードが公式発表されたときはかなりホッとしました。
ということで、この記事ではなぜBOSには外野手が必要だったのか、そしてTyler O'Neillがレッドソックスにどのような影響を与えるのかを話していこうかと思います。
BOSの外野手事情
Tyler O'NeillがBOSに移籍する前の外野手として、レフトには、、、
我らが誇るMasataka Yoshida
近年プチブレイクしているRob Refsnyder
センターには、、、
守備に定評ある若きエースCeddanne Rafaela
俊足巧打のマッハマンJarren Duran
ライトには、、、
強肩強打の打てるバッターWilyer Abreu
とまぁ、魅力的で個性的な外野手陣が揃っており、Masataka Yoshidaをのぞいた外野手はどれも強肩で守備範囲も平均程度と(意外にも)機能する外野陣ではあります。
ですが、打撃力に関しては正直イマイチであり、唯一の救いであったAlex VerdugoはトレードでNYYに移籍、そこそこの活躍をしたAdam DuvallもFAで放出されました。
(ちなみにAlex Verdugoのトレードの話はこちらで具体的に話しております↓)
総評として、守備力、特に肩の強さに関してはMLBの中では高い方ですが、打撃的にはAlex Verdugo、Adam Duvallが抜けてイマイチ足りない状況になっていました。
Tyler O’Neillの基本情報
それでは、まずTyler O'Neill の基本情報から紹介します。
実は彼、2023年のWBCにカナダ代表として出場しており、2017年にも出場しておりました。
個人的には知らなかったので、驚きです。ドジャース三銃士の一人、Freddie Freemanと元巨人の最強リリーバー、Scott Mathiesonなどの人たちがいたのも十分驚きですが、、、
これはカナダ戦全て見返すべきですね!
Tyler O’Neillが与える利点① 外野手守備の改善+大補強
Tyler O’Neillがコロナで試合数が激減した2020年と大ブレイクを果たした2021年でGG賞を獲得しております。当然FieldingのStatsも非常に高く、今年の2023年はともかく、2021年は強肩かつ守備での貢献度は非常に高いです。特に、レフトとして活躍中のYoshida Masatakaにとって守備は相当負担がかかるものでした。守備範囲がかなり低いのはオリックス時代からでしたが、それに加え、肩の弱さは著しく、こんなことを言ってしまっては一部のBOSファン、および正尚ファンに叱られるのですが、守備では貢献度が非常に低く、時に足を引っ張ってしまうこともありました。。。(↓の動画は見たことない珍プレーです)
Tyler O'Neillがレフトに回れば、Yoshidaも守備という彼にとって大きな負担が解消されます。さらに、Verdugoが(憎っくき)NYYにトレードされたせいで全体的な守備力不足に直面するかと思われましたが、これでレフトはもちろん、外野手全体の守備力が向上すること間違いなしです!
Tyler O’Neillが与える利点② 2021年の時のパワーが復活すれば打撃力の強化に繋がる
みなさんご存知の通り、今年のTyler O’Neillはひどいとは言いませんが、彼の本気ではないような気がします。というのも、彼のウリの一つであるパワー(SLG)は2023年には.403と下がりました。当然、打率、ホームランも2021年と比べたら大したことはありません。2021年は.560と自慢の筋肉が生かされております。2021年は彼にとって最高のシーズンでもあり、Barrel%、Hard-Hit%、Sweet-Spot%はMLBでもトップクラスでもあり、Verdugoと比べれば球をしっかりと捉えているイメージもあります。ただいまBOS伝統であったはずの長打力はMookie Betts、JD Martinezなどの過去の(最もひどい)トレードや放出でかなり廃れている状態なので、Tyler O’Neillが加入し、BOSがうまく彼の復活に導いてやれば、Verdugoの穴を補うことができますし、伝統が復活する足掛かりとなります。
退団した二人のピッチャー
とはいえ当然犠牲なしに都合の良い選手を獲得できません。ということで、このトレードでSTLに出された選手は以下の二人です!
Nick Robertsonに関してはMLBに数試合中継ぎとして出場しており、Minorでも時々クローザーとして活躍しています。
Victor SantosはまだMLBの試合には出ていないものの、AA、AAAには先発ピッチャーとして出場しており、二桁勝利を重ねております。
とは言ってもよくよく考えれば、Alex Verdugoの人的補償として入団したのは三人、そして退団したのは二人であり、条件的にはこちらが有利であると思います。しかも、この二人はProspect外ですが、Verdugoの時に入団したピッチャーにProspect選手がいるので、放出しても特に支障は出ないかと思います。
最後に
このトレードはAlex Verdugoの時のトレードと比べ、かなりお得にTyler O’Neillを獲得できました。彼は外野ほぼどこでもできるBOS版Lars Nootbarみたいな人なので、正直ファンとしては安心しました。
さらに、これで我々日本人が誇るYoshida Masatakaも守備に困ることなくDHになり、これでJustin Turnerの穴も補えるという、一石二鳥で済むのでした。
ちなみに、結構有名な豆知識かもしれませんが、O’Neillの自慢の筋肉は彼のお父さんでありカナダでも一躍有名になったボディビルダーのTerry O’Neillさんから養ってきた筋肉らしいです。
それでは、SAYONARA👋!
参考文献
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