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【BOS】11年の苦労、1日の快楽

*サムネはレフスナ作です!いつもとても感謝です!!

どうも、ミミマルです!

今回のタイトルは少しポエム感(?)のあるタイトルにしてみたのですがいかがですか?
正直なところ自分でもかなりダサいと思っているタイトルですが今回はこんなにもダサいタイトルにする理由があります。

誰かこのタイトルと会うようなレッドソックス戦士は思い当たりませんか?

そう、Jamie Westbrook選手が一番このタイトルに合う選手でしょう!

BOS以外のMLB29球団はみなこう思うでしょう、
「誰だこいつ?」

しかしRedSoxファンは皆知っています(多分)。
なぜかというと11年間マイナー選手だった彼がついに今年、2024年、初のメジャー昇格したからです!

ということで、彼の誕生日祝い(6/18)(古すぎ〜 in 8/22)もかねて彼のマイナー経歴や、メジャー昇格の裏などについて語りたいと思います!


Jamie Westbrookの基本情報


MLB.comより

選手名:Jamie Westbrook
出身地:アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 スプリングフィールド
年齢:29歳
身長 体重:175cm 88kg
誕生日:1995年 6月 18日
利き手:右投右打

 RedSox選手ではTyler O'Neill選手(OF)や最近叩き上げ+DFAのDominic Smith(1B)選手と同年代です。

実はこのような選手とは違い、Westbrookは何と1,159もの試合は全てMiLB(マイナーチーム)での試合であり、かつ今までオーストラリア、メキシコなどの国にわたってそのLeagueにも加入していました。

とはいえ、いくら30歳でMLB初昇格の選手がいるとはいっても29歳はかなり遅い方だと思う。しかも(一部のマイナーファンを除いて)この選手の名はほとんど聞いたことがないと思われます。

しかも、出身地もBOSの本拠地と同じマサチューセッツ州だという。

正直自分もついにBOSも終末を迎えたか、何かとち狂ったのか、非常にびっくりしたものです。

しかし、まさかこのような人がNetfilxで配信されても良いような1ドラマを作ってくれるとは思いもしませんでした。。。

ちなみにRedSoxとNetflixが手を組んだというお話はこちらから↓

無名兼ドラマメーカーの経歴(起) 山あり谷あり人生の始まり

perfectgame.orgより

Jamie Westbrookは高校からすでに名を馳せており、中堅手としてプレイしておりました。実は彼が生まれて10年後にはアリゾナ州のチャンドラーに引越し、そこにある高校では打率.434、6本塁打、13打点とすでに強打者の風格を見せていました。

実はこの時から地元球団であるAZ(アリゾナ・ダイアモンドバックス)から注目を集めており、スカウトも彼をペパーダイン大学でのプレイを許可した上、AZへの入団を約束しました。大学でもユーティリティー選手として非常にアグレッシブかつ柔軟な守備に定評がありました。

そして山あり谷ありながらそこに花火(?)が打ち上がるような人生の起点が起きました。それはAZから2013年に5巡目、全体150番目でドラフトされ、見事契約を勝ち取りました。

もちろん、さぞかし素晴らしい人生を送るだろうとこの時まではみんな思っていました。

ちなみに、Westbrook本人も「高校を卒業してドラフト当日に聞かれたら、2億稼ぎMLBで15年間プレイすると言っただろう」と語った。

無名兼ドラマメーカーの経歴(承)盛大な苦難の続き

もちろん5巡目ということもありチーム内プロスペクトTop30にも入るほど期待された選手でもありました。

初年度の2013年はルーキーチームから、だんだんとA、A+、AAAと7年の歳月をかけながらも着実にMLB昇格の階段を登りました。

見ての通り、2018年でWestbrookは全盛期を迎えたかのようにもみえ、AAのオールスターにも出場した。2019年にはついに念願のAAA出場を果たし、順調にキャリアを進めていった。

マイナー選手で大事なのは階級が上がってもその成績を維持することであり、しっかりとOPS.700以上はどの階級でもとっているのはとても良い兆候でした。(特に、現在じゃ出世選手もいるが、やはりこういうのが欲しい)

そのあと、彼はさらにMLB昇格へ王手をかけるためFA獲得したあとすぐさまSF(サンフランシスコ・ジャイアンツ)へマイナー契約を2020年に果たしました。

wikimedia.comより

しかし、まさかの人生大逆転が起きた。それはCOVID-19がついにUSA上陸した時。

この2020年とはMLB史上悪夢の年だったとも言えるシーズンでもあり、シーズン短縮はもちろん、MiLBで試合はほとんどなかったため給料もままならない状況にいました

当然選手のトレーニングなども当分休止だったため、経費削減も兼ねてSFに戦力外を言い渡されました。

もちろんその間はしばらく公式試合などは0だったため、彼にとっては無職+野球する場がないという彼にとっては危機に陥ってしまいました。

ここで、転機が訪れました。

彼は7月にSugar Land Lighting Slothという独立リーグに所属する球団に入りました。ここで、彼はMLB昇格に値する選手として実力を見せつけ、このリーグでMVPを受賞しました。

Facebookより

コロナ禍がほんの少し落ち着いたところで2021年、MIL(ミルウォーキー・ブリュワーズ)でマイナー契約で加入し、その翌年はトレードで、DET(デトロイト・タイガーズ)、さらにその翌年には伝統あるNYY(ニューヨーク・ヤンカスヤンキース)へFAで行きました。

ちなみに2021年の東京五輪でアメリカ代表としてWestbrookは代表入りを果たし、同僚であるTriston Casasとはこの時すでに会っていると推測できます。ちなみに、BOS傘下からは元BOSのJack Lopezも代表入りしています。

12Newsより

しかしどの球団でもAAAとAAを行き来する日々を送っていました。

無名兼ドラマメーカーの経歴(転) まさかまさかの前例なしの喜劇

しかし、ここからが面白くなるところです。彼は2023年12月11日のオフシーズンにNYYからFAで我らがBOSにマイナー契約で加入

その翌年の2024年に、ついに夢は叶う。ずっと引退を考え、時にはセラピーに通う必要のあるほど精神状態は不安定だった彼はついに夢が叶う。

我らの監督は彼にMLB昇格の電話を入れた。彼曰く、コーラ監督は「君のキャリアを通して、この電話をしたいと思っていた監督はたくさんいただろうが、僕が君をメジャーリーグに行かせてくれて嬉しいよ。」と言っており、最初は冗談だと思った、と彼は言った。

実はこの出来事は彼の誕生日の二週間前(6/2)であり、これも何かの縁であろう。彼はついについにこの日が来たかと思うと涙を流し、MLBデビューを果たした

その頃、ちょうど同じ時にマイナー仲間でもあるBobby Dalbecも昇格を果たし、彼についてWestbrookは「すごく特別なことだ。彼はもう何年も私の良き友人で、オフシーズンには一緒にファンタジーフットボールチームを運営しているんだ」と語った。

さらに、面白いことに彼が幼少期に憧れていたBOSの伝説の二塁手Dustin Pedroia選手がBOS殿堂入りを果たした5日後に彼はBOSのユニフォームを初めて着ることになった。

「ここに来られて本当に嬉しいし、特別な日だ。でも、チームの勝利に貢献するためにここにいる。彼らが私に何をしてほしいか、喜んで全力を尽くして、楽しんでやる」と言い、望んだその試合。

彼は73の背番号を着て9回表2アウトのランナー1塁2塁の場面でWilyer Abreuの代打で登場し結果は四球。この試合は結局8対4で負け。

しかしこれだけでは終わらなかった。この3日後の6/5の試合でATL(アトランタ・ブレーブス)で彼は代打で出場。古巣との一戦で彼はレフト前ヒットを放った。

もちろん、これは普通なら特にサラッと終わるところだが、当然彼は11年、1,100試合以上マイナーにいた選手。MLBでのキャリア初ヒットは彼だけではなく、その試合を観戦していた家族(マサチューセッツからBOS運営が用意した)やチームメイトにとってもとてもSPECIALなヒットでした。

彼はヒットしたボールをJarren Duranに渡し、さらに、そのボールはスタッフから彼の母に送られた。彼の母は実はこの試合の数日前にガンを克服して、そのプレゼントでこのボールを送ることができた。

さらに、まだまだ"Westbrook旋風"は終わらなかった。その翌日の試合、CWS(シカゴ・ホワイトソックス)との3連戦の初戦。その試合でTyler O’Neillが負傷し、その負傷交代要員として彼は出場し、なんとホームランを打った。

もちろんこれは3万人以上の観客を魅了し、この試合でもBOSは9対0で大勝した。コーラ監督も「彼にとっても我々にとっても、とても良い一週間だった。こういうプレーはエネルギーを与えてくれるからね。スコアに関係なく、みんな興奮していたよ」と語り、ホームランを打った等の本人も「俺はただ空を見上げていたんだ、まるでクレイジーな気分だったよ」

このボールは彼を支えてくれた父に捧げ、ホームランボールをキャッチした観客にはボールの代わりにサイン入りのバットをあげた。

無名兼ドラマメーカーの経歴(結) その伝説は続く、、、

Jamie Westbrookはその後、一旦MLB定着を果たすが、その後はAAAと行き来する日々に逆戻り。

打率も下がり、出塁率もかなり低い。しかし、Stats自体を見ればSweet Spotに球が来た際、長打が期待できる選手。

当然、私は彼のような選手がいずれBOSの内野手人を救うことを願っています!

これからも応援します!

最後に (謝罪の一言)

今回はこの記事を最後まで見てくれてありがとうございます!

最後に、一言。今回は誠に更新が非常に遅くなって申し訳ございませんでした。

高校生だから夏休みあるだろ、というクレームは覚悟していますが、最近は自分の将来を見つめ直す時期が来たなと思い、将来設計などで忙しくなってしまいました。

確かに言い訳かもしれません。

私的な諸事情ですが、どうかこれからもミミマルをよろしくお願いします!

あと、またまたレフスナさんが僕のサムネを作ってくれました!またまた素晴らしいものをありがとうございます!

それでは、SAYONARA👋!

参考文献

サムネ

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