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中国関連のおすすめ本を紹介!〜歴史編①〜

今回は中国に関連するおすすめの本を紹介したいと思います。
筆者はこれまで中国に関連する歴史本や経済本を読んできましたが、その中でもまた読み返したいと思える本を紹介します。

とくに史実に基づいた歴史本が好きで、当時の歴史上の出来事を小説にした話は、楽しみながらも歴史について勉強できるところが最高ですね。


「夢顔さんによろしく〜最後の貴公子・近衛文隆の生涯」西木正明(著)

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今回おすすめ本の中で紹介したいのが、西木正明さんが書かれた「夢顔さんによろしく〜最後の貴公子 近衛文隆の生涯」という本になります。

平安末期より代々受け継がれる日本五摂家の筆頭「近衛家」、太平洋戦争時代に内閣総理大臣であった近衛文麿の長男「近衛文隆」の生涯を描いた作品になります。

作品の流れとしては、近衛文隆のアメリカ留学で青春を過ごした話、上海での駐留時代の話、シベリア収容所での抑留の話と進みます。

中でも筆者が一番面白かったのは中国での駐留時代の話です。上海で美しい中国人女性と恋に落ちるのですが、なんとその女性はスパイ…
また日中戦争を終結させるべく和平工作に挑みますが難航していきます。
当時上海での社交場の描写が細かく、国際都市上海のきらびやかな日常が描かれており、現在の上海外滩を歩くと必ずこの本を思い出します!w

上海編からは恋、日中戦争と目まぐるしくストーリーが進み、ページをめくる手が止まらなくなりました。最後女スパイとの結末は涙なしには語れません…筆者は大号泣…w

最後はシベリアで抑留される話へと進みますが、ここでシベリア監獄から家族にあてた手紙に必ず「夢顔さんによろしく」と書かれています。
近衛文隆が送った手紙の暗号はいったい何を意味するのか!?夢顔さんとは誰なのか!?
是非、本を読んで確かめていただければと思います!

上海編に限らず、アメリカ留学時代では上流貴族の社交界とのつながりの話や、シベリア時代ではゾルゲなど歴史上の重要人物もたくさん出てきます。実在の人物を通して当時の時代背景を理解するという意味でも素晴らしい本です。


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