煙草を吸い続ける恋
『いつか別れる。でもそれは今日ではない』
今更ながら読み進めている。
この綺麗な文章の書き手は、
できればsnidelにも何も頼らなくて
黒いニットワンピースを着て、
それでいてワンレン、
ハイライトかブラックのパーラメントを吸っていて欲しい。
煙草を吸い忘れる恋、そんな恋はあっただろうか。
呼吸のように吸うタバコ、
呼吸のようにする恋。
どちらも似て非なるものだと思う。
だって煙草は終わる頃には全てから私を救ってくれて
恋は終わってしまえば全てが私を傷つけるのだから。
いわば天使と悪魔なのだ。
どちらも終わりがあって消えていく儚さだけは
同じなのかもしれない。
終