『経済用語解説、長期金利とは?』
■『経済用語解説長期金利とは?』
皆さんこんにちは、現役銀行員のそうです。
本日のテーマは『長期金利』とは?どういうテーマでお話ししていこうと思います。
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■長期金利の定義と指標
本日はちょっと用語の解説で長期金利について話していこうと思います。
長期金利というのは金融機関が1年以上のお金を貸し出す際に適用する金利のことを指すんですね。
例えば住宅ローンの金利だったりとか銀行の融資などですね様々な金利のベースになる金利です。
一方で短期金利、1年よりも短い金利で、
中央銀行の金融政策の影響をかなり受けるのに対して長期金利は景気だったりとかインフレ動向や物価の見通しとか予測で変動するので経済の実態を表す指標とされているんですね。
今現在日銀は国債の買い入れを行ってですね、民間の銀行から国債を多く買うことで代わりにお金を供給してるんです。
お金の供給を増やして景気を刺激するという政策を続けてるんですね。
今はよくイールドカーブコントロール、長短金利操作というのがよくニュースとかでも出てくると思うんですが、日銀が今その長期金利を操作していて10年もの国債の金利がもし1%超えそうになるとそれを超えないように指値オペと言って買い入れを行うんですね。
■金利の上昇と下降要因
じゃあどういう時に金利が上がったり下がったりするかというと、それぞれ上昇する要因と低下する要因についてお話ししていこうと思います。
まず金利が上昇していく要因になるものですね。
大きく分けて3つあるかなと思います。
まず1つは景気が良くて好景気で企業や家計が積極的に借り入れをしている時ですね。
家の購入だったりとか、車のローンだったりとかね。
もしくは設備投資だったりとか企業が積極的に景気が良いので借り入れを行います。
2つ目は物価上昇に伴い金融引き締め観測が広がる場合ですね。
物価が上がってきているのでそろそろ金利を上げないといけないよねっていう状態ですね。
3つ目は財政悪化、国自体の財政悪化で政府の信用度が下がってくる場合も金利が上がるようになります。
この主に3つですね。
逆に金利が低下する要因としては、株安が強まって株が売られて安全資産の国債に買いがたくさん入る時も金利が低下する要因になります。
あとは物価や景気の鈍化ですね。
物価や景気が悪いので今度は金融緩和、お金を供給するために金利を下げていくということが考えられるんですね。
用語の意味を知っておくと日々のニュースだったりとか投資判断にも役立つかなと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
このように収入を上げる、支出を下げる、運用するをテーマに発信していきますのでよかったらフォローよろしくお願い致します。
本日は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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