三神ふわふわレクチャー
はじめに
公開範囲とかよくわからないので知らない誰かが見るのも考慮して色々ぼかして書くが、本稿は最近ポケカの沼にゆっくりと沈んでいっている(沈ませている)友人Sに向けたものとなっている。は?つまんなと思ったら迷わずブラウザバックしてほしい。対象の友人Sは最後まで読め。
三神ってなにがいいの?
第一に使ってるカードが派手。だって神3柱だぜ?もうこれだけで最強だろ対戦ありがとうございました。
……ではなく、GX技
と通常技がどちらも破格の性能をしていることになる。早く禁止しろ。
まず第一にGX技、オルタージェネシスGXについて説明していく。
・オルタージェネシスGX
オルタージェネシスGXは鋼エネルギー1つで撃てる技で、この対戦中の自分が使う全ての技の火力を+30できる。同様の効果を持つサポートカード、「ダンデ」が常時発動している状態になるので、実質毎ターンサポートを2枚使っていることになる、普通にズルい。
次に、鋼エネルギー+水エネルギーが三神に付いている状態でオルタージェネシスGXを撃てば、追加効果が発動できる。この追加効果こそが三神の代名詞であり、上述した”常時ダンデ状態”が霞んで見える程の効果を持っている。
”ポケモンのワザのダメージで相手のバトルポケモンをきぜつさせた場合、サイドを1枚多くとる。”
シンプルだからこそおぞましい効果だ。誰だよこんなの考えたやつ。
この効果の恐ろしさは実際に体感しないと判り辛いところがあるが、例えばHPが2桁しかないただのポケモンを気絶させただけで、VやGXポケモンを倒した場合のサイドを取ることができ、相手のベンチで胡坐を掻いているデデンネGXとクロバットVを引き吊り出して、アルティメットレイやブレイブキャリバーを撃つだけでバトルに勝利することができる。破格な手頃さだ。これのせいでサイドを取られ辛いことが利点だった非エク
はただのカモとなってしまい、マッドパーディや密林迷彩ジュナイパーが台頭するまでは修羅道のデッキコンセプトだったりそうじゃなかったりする。
そして非エクに限った話ではないが、大抵のデッキは最低でも1/3くらいの気持ちで三神を意識せざるを得なくなり、三神に勝てなくばデッキに非ずという言葉を遺して散っていったトレーナーは後を絶たない。
最後にオルタージェネシスGXの注意事項だが、ワザのダメージによる気絶なので、状態異常【毒】と【火傷】による気絶では効果は発生しない。
また、バトルポケモンを気絶させた場合なので、後述するアメイジングライコウとカイオーガのワザによって気絶したベンチポケモンの取得サイドも増えない。
・アルティメットレイ
次に上技、アルティメットレイについて説明していく。鋼、水、無色エネルギーの3つで撃てる破格のワザ。
こちらはオルジェネ(オルタージェネシスGXのこと。以下オルジェネ)下で180ダメージ(ベンチで輝くV,GXポケモンは大体死ぬライン)且つ、自身のベンチポケモンに最大で3枚までエネルギー加速を行える。必要エネルギーも追加効果込みオルジェネに無色+1エネなので、オルジェネを撃った次のターンにはほぼ間違いなく撃てるだろう。
このアルティメットレイでベンチのザシアンVを筆頭とした後続のポケモン達を育てていき、三神が気絶した後も即座にバトルを有利に進めることができるようになる。但しこの時の注意点として、ザシアン1匹に3つのエネルギーを付けるのではなく、2匹のザシアンに2-1の割合で付けることでリスクヘッジをしっかり行うようにすると事故が減る。
ザシアンVは素のブレイブキャリバーで230点、オルジェネの効果で260点、専用道具「朽ちた剣」で290点まで叩き出せるこれまたイカレたカードだ。筆者は三神のザシアンに対する憎しみで冷静な判断力を失い、シティリーグにおいて次のターンにアルティメットレイを撃てる三神を無視して全く育っていないベンチのザシアンVをわざわざボスで引き吊り出して滅殺しそのまま負けたことがある。そこまで人の心を狂わせるカードが弱いわけなんてない。最強だ。
そんな最強カードをノータイムで育成済にしたり、育てるのが難しいアメイジングポケモン達
に簡単に必要なエネルギーを供給できる。また、威力もオルジェネ下で180点と優秀な威力を誇っており、ザシアンVまで繋げずともアルティメットレイを撃っているだけで勝ててしまう試合も少なくはない。
・オルジェネとアルティメットレイはどっちを優先させればいいの?
A.アルティメットレイ
オルジェネは強力なワザだが、オルジェネを撃たなかったけどアルティメットレイは数回撃った試合とオルジェネは撃ったけどアルティメットレイは一度も撃てなかった試合では前者の方が圧倒的に勝率は高いだろう。
さらに、昨今のポケカ界隈では殺意に満ち溢れた新進気鋭のエースたちによる先攻後攻2ターン目の大火力攻撃によって三神の寿命が良くて3ターンというのも珍しくはない。そんな情勢下ではオルジェネよりもアルティメットレイを優先し、相手のポケモンに150点+ベンチ2匹の育成を行いザシアンに全てに託した方がいい。
上記の理由から、後述するグッズ「エネルギーつけかえ」は後1オルジェネに命を懸ける他に、先2、後2でアルティメットレイを撃てるように4枚積んだ方がいいだろう。
カードの配分は?
サポートとエネルギーがそれぞれ12数前後という基本を守れば、事故る確率はグッと減るだろう。残りの46枚のうち、多くても10~15枚程がポケモン、残りの枚数がグッズ、スタジアムで構成される割合がベタとなるため、一度それを目安として構築し、実際にデッキを回してお好みで微調整していこう。
三神デッキの必須カードは?
次は三神デッキの必須カードだ。ほかのデッキにも入るような汎用カードは省いて、三神ザシアンを三神ザシアンたらしめるために使われるカードたちを紹介していく。
・アルセウス&ディアルガ&パルキアGX
三神ザシアンの三神部分、名前の長すぎるカード代表その1。
基本的に1体動ければいいので、デッキに入るのはせいぜい2枚。
尚、三神は公式名称ではないので、注意すること。
・ザシアンV
三神ザシアンのザシアンの部分。特性の”ふとうのつるぎ”は強そうに見えて実際強い。古事記にもそう書いてある。が、三神ザシアンで使う機会は先攻1ターン目、オルジェネを撃たない場合の後攻1ターン目に限る。それ以外のタイミングでも撃つことを考慮にいれてもいいが、それが負け筋にならないよう注意しなくてはならない。
また、ブレイブキャリバーは一度ベンチに戻ってまたバトル場に出ると撃てるようになったりする。ポケカの不思議なルールの一つ。
メインアタッカーなので、採用枚数は3~4枚が無難。
・メタルソーサー
鋼デッキなら大抵は入ってるチートカード。トラッシュに鋼エネルギーがないと作動しないので、三神ザシアンでは手札を意図的にトラッシュするカードを重宝することになる。手札捨てるの事故らん?とか言うなよ、勝つために捨ててるんだ。
採用枚数は不動の4枚。
・エネルギーつけかえ
戦闘速度がドラ○ンボール並みに加速していく昨今のポケカ情勢では、様々なデッキに入りそうなそこそこ汎用カード。上述したメタルソーサーと組み合わせることで後1オルタージェネシス、先2アルティメットレイ等を実現している三神ザシアン影の主役。
こちらも採用枚数は4枚が安定。
上記の4種が三神ザシアン独特の必須カードだ。ここにクイックボール、ポケモン入れ替え、ふうせん等の汎用グッズと、博士の研究、マリィ、ボスの指令の汎用サポートにエネルギーを足せば極論三神ザシアンは完成する。
デッキを豊かにするカード達
上記のカードと汎用カードだけでデッキは完成するといったが、あくまで極論だ。強くはない。ここからは出来上がったデッキのブラッシュアップとして、三神ザシアンのサポート、環境に蠢く凶悪なポケモン達に対するメタカード等を入れて確実な勝利を得るためのデッキを作っていく。
ここでは採用率の高いカード、最近台頭してきたメタカード、今後発売される新弾で追加されるカード等を紹介していくので、一度自分でカードプールに全て目を通しておくと良い。
・ポケモン編
・デデンネGX
特性「デデチェンジ」だけが取り柄の人気投票第一位ポケモン。大抵のデッキにとって相手のベンチにいればフィニッシュに持ってこいの脂の乗ったカモみたいなポケモンだが、それでも人類はデデチェンジを止められない。
効果としては全TCGが喉から手が出る程欲しい究極のカード「博士の研究」からドロー枚数が1枚だけ減ったという破格の効果を、サポート権を使用せずに使える。TCGにおいて最強の行いとは高火力で相手を薙ぎ払うことでも不落の鉄壁を築き上げることでもなく1枚でも多くドローすることであることを心に刻み付ける最強のカード。基本的なデッキでは後述するクロバットVと1-1で採用することが多いが、三神デッキではデデンネ2、クロバット1枚の2-1で採用されることが多い。
・クロバットV
こちらもサポート権を使わない強力なドローカードとして、多くのプレイヤーに愛される脂の乗ったカモ。こちらは手札を捨てないため確定で6枚引けるわけではないが、捨てたくないカードを抱えたまま手札を増やせるため上記のデデンネGXとの使い分けで盤面を有利にするためのカードを山札から引ける優秀なお供。
ただし上記の2枚を景気よく並べすぎると自分の負け筋になるため、使い所はよく吟味して使うといい。
・ワタシラガV
かわいいね^^
特性「ハッピーマッチ」という笑顔とは裏腹にエグい効果をした特性をしている。トラッシュから前のターンに使った「ボスの指令」を持ってくるだけで、2ターン連続でボスの指令を使うことや、手札にサポートがないときに過去に使ったサポートやカードのコストとして支払ったサポートをリサイクルできる。中々に便利なカードだが、使うのは中盤~終盤のため採用枚数は1枚であることが多い。
・クチートGX
こちらも特性「みわくのウィンク」が三神ザシアンと相性のいい便利カード。三神相手には脂の乗ったカモどもを出し渋るプレイヤーが多いため、それを強制的に場に出させる強気な女王様カード。また、デデンネGX、クロバットV、ワタシラガVは自分のターンにベンチに出さないと特性が発動しないため、それらを台無しにできてしまう点も強い。3/19発売の”双璧のファイター”で登場する「やまびこホーン」とのシナジーが全プレイヤーに変な胃痛を引き起こしている。
・ザマゼンタV
ザシアンの弟、ゲーム本編でもパッとしないボケわんこ筆頭ポケモン。
三神ザシアンにおいてはザシアンの火力をもってしてもワンパンできないVmaxに対して超強気に出られるメタカードの1枚。特殊エネルギーの強い現環境ではアサルトタックルの遅延性能も優秀で、そこそこ使い所さんのあるカード。
・ミュウツー&ミュウGX
闘タイプ希望の星、一撃連撃ウーラオスに対するメタカード。特性「パーフェクション」によって超タイプの三神となるので、超弱点のポケモン達に対してめっぽう強く戦える。愛称はミュウミュウ、MM。
また、撃とうと思えばクチートGXの”ハッスルバイト”等も撃てる。撃とうと思えば。
・ミロカロスGX
最近ビクティニを筆頭に環境のトップに返り咲いた炎タイプに対するメタカード。ただし対象はヒードランGX、レシラム&リザードンGX、マルヤクデVmax等の逃げエネが3つある炎タイプにしか強く出られないため、ビクティニを狩りたいならスタジアム「ガラル鉱山」と組み合わせると良いが、ガラル鉱山は風船ザシアンと相性が最悪なため、実際に採用している人がいるかどうかは知らない。
・オドリドリGX
特性「たむけのまい」によって条件を満たせば手札を捨てたり上限を無視して単純に3枚引ける。発動の条件となる”自分のポケモンの気絶”がネックとなりがちだが、さっきも言ったようにHP280を誇る三神でも平均寿命は3ターンになった昨今の情勢では、手軽に3枚引けるこのカードの採用率は上がっていくかもしれない。
ただし、気絶するタイミングは前の相手のターンであることには注意しないといけない。
・ヤレユータン
急に画風の変わったサルがでてきたが、ポケモン界に弱いサルなんていないと声を大にして言いたくなる性能を誇るサル代表。特性「さるじえ」の汎用性はズバ抜けて高く、博士の研究やデデチェンジで捨てたくないカードを山札に避難させる、最初のドロー以外に山札を1枚多くめくる、そして相手のマリィを警戒してキーカードを山札に避難させる等使い方は無限大だ。
シンプルな効果程強いということを敵味方全員に知らしめる頭の良いサル。
・フリージオ
人に嫌がらせをするためだけの威力と効果を持った性格の悪すぎるカード。自分の初動がよくなかったり瀕死の時に延命するためだけに存在する遅延マシーン。入れてる人はちらほらいるけど、正直いらないと思っている。
・フーパ
無色エネで撃てる「あくのいましめ」で、主にジュナイパー対策として採用されていたカードだが、ウーラオスVmax、フヨウの登場により最早生息していないと思っている。他にもムゲンダイナVmaxへの打点調整等に使われていたが、ザマゼンタVmaxでいいじゃんという気持ちが筆者にはある。さらに双璧のファイターから登場する「ガラルサンダーV」がムゲンダイナVmaxをメタメタにメタった性格の悪い性能と数値をしているので、ムゲンダイナを意識するならそちらを採用した方が安定して勝てるだろう。
・ガラルサンダーV
特に悪さもしていないし、三神の方がずっと性格の悪さも環境への被害も甚大だが何故か禁止カードにされた方がマシだったレベルでメタってくるカードを作られてしまったムゲンダイナへの加害者本人。タヒね(直球)。
最高で闘エネ1枚で起動できて170点をたたき出すよくわからない性能をしたバカなポケモン。元々あまり苦手でなかったが負けることもままあるムゲンダイナに対して確実に勝ちを拾いに行けるようになった以外にも、ザシアンが育ち切る前の段階で他のVmaxらへの打点調整にも向いている使い所の多そうなカード。
ただし必要エネルギーは闘タイプとなるため、現状ではデッキに基本闘エネという異物をまぜるかオーロラエネルギーで運用するしかないため、実際に広く使われることがあるかは謎。
・ガラルフリーザーV
手軽に手札を捨ててドローができる汎用性の高すぎるカード。手札にクイックボールが無く博士やデデンネに頼らざるを得ない状況でも鋼エネをピンポイントで捨てることができる他、他の不要カードも捨てられる。
手札を捨てるためにもドローするためにも使える一石二鳥なカード。
・グッズ編
・クイックボール
言わずと知れた汎用カード人気第一位クイックボール。手札を1枚捨てることができ、デッキの中身も見れて種ポケモンを手札に持ってくることができる超絶便利カードその1。……え?採用枚数は何枚だって?
4だよ!!!!!!!
・ポケモンいれかえ
ポケカを昔から支えるつよつよ汎用カードその2。ブレイブキャリバーの制限を打ち消すほか、マヒや眠り下でもポケモンの退避を行える。瀕死のポケモンを退避させて相手にボスを強要したりと、シンプルな効果程強いということを再認識させてくれるカード。あなぬけのヒモの再録でさらに自由度が増した。採用枚数は紐との併用で合計3~5の型が多い。
・プレシャスボール
無条件でGXポケモンを持ってこれるちょっとイカレたカード。GXが多いデッキではかなり便利なので、三神でも便利になるのは必定である。
採用枚数は2~3枚が多めだが、デッキに入っていない人も少なくない。
・グレートキャッチャー
デデンネをカモたらしめるカードその1。グッズ枠でGX限定の「ボスの指令」を使うことができる優れもの。似たような効果でポケモンキャッチャーが存在するが、あちらはコイントスに命を懸けなければただの紙屑なので採用している人はあまりいない。ボスのカサ増しの他、4枚目のボスの代わりとして入れている人がちらほらいるカード。
・ツールスクラッパー
後述するツールジャマ―を破壊する他、自分の道具も破壊できる便利なカード。基本的には相手の道具を2枚破壊する動きが強いが、ポケモンの道具を多く入れているデッキでは状況に応じて自分のポケモンの道具を付け替えることもできる他、ツールジャマーと違い自分のバトルポケモンの道具に制約が生まれないため、こちらを採用している人も多い。
・リセットスタンプ
迷ったらピンで挿しとけと言われる(勝手に言ってる)最強の妨害カード。三神はその絶対的な力から相手の手札6枚にするだけなんじゃないのと思うかもしれないが、さっきも言ったように三神の余命は持って3ターンなので4ターン目以降に撃てばほぼ確実に相手の手札を減らせる便利なカード。後述するマリィと併用することができれば、相手の脳がバグることは間違いない。
・タッグコール
TAG TEAM主体のデッキにおいて必須級のキーカード。また、1枚が2枚に増える珍しいカードでもある。三神、ミュウミュウがTAG TEAMであるため、TAG TEAMサポートを採用している場合には最低でも3枚程必要になってくる。
ポケモンのどうぐ編
・ふうせん
ザシアンを逃げエネ0にしてブレイブキャリバーを連射できるようにする魔法の風船。ただただ便利な道具。
・大きなおまもり
初見はミカンかなんかだと思ってました(震え声)。特に何の制限もなくHPを+30する防御の要。同じくHP上昇効果を持つタフネスマント、ムキムキパッドよりも上昇値は低いが、GXポケモンが多く逃げエネ4のポケモンもいない三神ザシアンデッキでは自ずと選択肢が絞られてくるので、実際に使われているのはこのカードくらいだろう。
・元気のハチマキ
え?+10なの??ではない。+10を笑うものは+10に泣くのだ。オルジェネ下でのアルティメットレイが190、ブレイブキャリバーが270になる。え?それがどうしたって?カード検索でVとGXポケモンを調べてみよう。
・朽ちた剣
どうしてザシアンVを強化したんですか。
ザシアンV専用の超強化グッズ。ザシアンにしか付かないので要注意。
・朽ちた盾
どうしてザマゼンタの専用道具はこんなに微妙なんですか。
ボケわんこ専用のおもちゃ。HP上昇よりもダメージ低減の方が強い昨今、Bレギュ落ちによって「鋼鉄のフライパン」「メタルゴーグル」が落ちた今、これと「メタルコアバリア」くらいしかルカメタザマゼンタのまともな道具がないので、ルカメタザマゼンタが廃れたくらいには微妙な性能。
これいる?
・ツールジャマー
通称有能フライドポテト君。バトルポケモンが付けているだけで相手のハチマキ、お守り、風船等を無効化する攻防一体+妨害の三位一体アイテム。
対抗策はボスで強制的に引かせる、ツールジャマーで破壊するの二択くらいしかなく、相手に付けられたらカードをビリビリに破いてしまいそうな程厄介なカード。これはいる(鋼の意志)
サポート編
・博士の研究
ポケカプレイヤーが愛してやまないガラル女子人気第一位、マグノリア博士をあしらった究極のカード。早くソニア博士の研究を出せ。
迷ったら4枚入れとけと言われる汎用of汎用カードその1。手札をリセットして7枚も引けるお得なカード、早くソニア博士の研究を出せ!!
・マリィ
時価4万の女、真のガラル女子人気第一位キャラ。効果はジャッジマンの上位互換で、手札を山札を下に置くためシャッフルしない限りデッキ圧縮にもなり、相手の手札も強制的に4枚に固定する汎用of汎用カードその2。迷ったら4枚だ!
・ボスの指令
初代カリスマ、サカキの左手によって相手のベンチポケモンを引き吊り出す汎用of汎用カードその3。汎用三幻神の中で唯一最低レアリティの値段が4桁の安くない値段だったが、再録によりぎりぎり3桁になった。
ベンチでしか生きていけないようなポケモン達を引き吊り出して蹂躙する以外にも、相手の逃げエネの重たいポケモンを出して遅延も狙える便利なカード。便利すぎて引く。もうこの3種類だけでいいんじゃないかな。
・グズマ&ハラ
字面だけ見ると凄い強そうに見えるが、上記3種に比べると採用率のフワフワしている浮いたカード。それでもやはり強いため、TAG型ではタッグコールで呼べるのもあり絶対に外せないカード。TAG TEAM型のサポートはみな手札を捨てられるのも○。
・シロナ&カトレア
ハッピーマッチとホップを混ぜ合わせた便利なカード。タッグコールで呼べるからついでに入れたろなカードその1。
・マオ&スイレン
ポケモン入れ替えとすごい傷薬を混ぜたこれまた便利なカード。こちらもタッグコールで呼べるので追加で入れたろなカードその2。
・ナツメ&ハチク
後1でオルジェネを撃つことに命を懸ける紳士淑女御用達の便利カード。初手の手札をほぼ全て捨てる覚悟が必要になるが、追加効果でデデンネやクロバットを呼んでさらにそこからギミックパーツを引かなくてはいけないため、頑張っても成功率は7~8割しかない。命を懸けてカードを引け。
・とりつかい
ポケモン入れ替えとホップを混ぜ合わせた便利カード。入れ替えを多用するザシアンを補助するため入ったり入らなかったりする。
ちなみに、パワーバランスがおかしいのでデッキから3枚ドローのホップは雑魚呼ばわりされているが、2枚しか引けない強欲なツボが遊戯王において禁止カードになっている時点でホップもだいぶ異常な効果をしていることに気付いてほしい。
スタジアム編
・混沌のうねり
スタジアムは毎ターン使える自分にだけ有利な準サポート的位置づけにある。が、三神では三神に有利にはたらくスタジアムが少ないためやることは決まっている。そう、妨害だ。
混沌のうねりは相手のスタジアムを破壊することだけに全てを注いだ性格の悪い効果をしているため、三神デッキに入るのは必然ともいえる。対人戦は相手の嫌がることをやった方が勝つ。そんなPvPの基本を心の芯に刻み付け性格の悪いプレイヤーを増やした優秀なカード。
・トキワの森
スタジアム界の汎用of汎用カード第一位。汎用性があり過ぎるため敵味方双方にメリットのあるカードであり、敵に塩を送ってでも水エネルギーをサーチしたいなら三神にも入るだろう。
エネルギー配分
三神ザシアンデッキでは、鋼:水が8:2、オーロラエネルギーが2枚という構成が多く、オーロラを抜いて基本エネルギーを増やす構成、コーティング鋼エネルギーを足す構成等様々な構成がある。特に鋼エネルギーはカツカツになるため、基本特殊合わせて最低でも8枚は必要になるだろう。
特にコーティング鋼エネルギーはアルティメットレイ、トキワの森の対象外であり、うねりの扇の対象となるため、扱いには注意が必要になる。
以上で三神ふわふわレクチャーを終了する。
正直三神デッキを持ってはいるけど嫌いだし、真面目に時間を割いて構築したこともない。しかしこの1万字弱を最後まで読んでくれたポケカや三神に興味の湧いた紳士淑女諸氏と友人S君はここで基礎をしっかり学び、後は自分でカードプールを見て知識を付け、実戦で回し方と改良点を知りながらブラッシュアップして楽しいポケカライフを送ってほしい。
最後に、僭越ながら現状筆者の使っている三神ザシアンのレシピを公開して終わろうと思う。多少の参考になれば普段使っていないこのデッキも本望だろう。
それでは、またどこかで。