第3回 迷走神経反射選手権〜道端失神編〜
こんばんは、みずひらです。
さて、一昨日(11/15)朝7時頃に体内で第3回 迷走神経反射選手権が決行されたので、それに関してのレポをしたためます。
話の都合上イマジナリーウンコを連想させる描写がありますが医学です、予めご了承願います。
また、それなりに明るく失神するので、へーこんなのもあるんだ的なノリで楽しく読んでいただけると私も浮かばれます。
まさかnoteに触れる初回題材が失神話になるとは思いませんでした。いやまあ、そもそも朝っぱらから失神するとも思ってませんでしたけど...
▼迷走神経反射って何
〜第1・2回選手権を添えて〜
トイレで踏ん張ってて気絶したことないですか? いやあの、痔とかじゃないですよ 健康な尻です。
そもそも迷走神経反射って何、って方のために受け売り知識を今北産業でプレゼンします。
〇様々な生理的反応を引き起こす内臓反射の一種
〇原因は精神的ストレス、過度な疼痛、排泄など
〇過度な心拍抑制により徐脈・急激な血圧低下が発生し、一時的な全身虚血が原因のふらつき・失神が起こる
[引用・参考]看護roo! 迷走神経反射
https://www.kango-roo.com/word/7117
えーまじこれだけ聞くとチビりません?おどろおどろしい字面が並んでいます。
しかし実際のところ、一過性なので過ぎれば何事もありません。過ぎるまでは死を覚悟します。死にません。覚悟するだけ無駄です。
さて、話を戻します。
私は1年ほど前から、およそ半年に1回のペースで自宅のトイレで気絶してました。
ヤツ、私が一般人ペースでお腹を壊した時に襲来します。
「あ゛ぁ!?腹いてぇ〜」から始まり、踏ん張り、でねえな、あれなんかふらふらする、視界が白いが え、きっつ 耳鳴り え あ れ
…………あ?(生還)
というような感じ。その間体感5〜10分程度。
過ぎれば何事もなく水に流して終わり。症状自体が短いので誰に助けを求めるまでもなく、直ぐに思い出話になります。
自分の場合、どうやら
「いつもよりちょっと激しめの腹痛」が引き金になってるようです。2回ともそうだし
余談ですが、よくジャーキングを起こすタイプの人間(寝る時に身体ビクッてなるやつ)なので単純に神経のIQが低いんじゃないかなとも思ってます。私によく似た可愛い神経です。ばーーーか
なのでまあ一応の対策としてなるべくお腹を壊さないよう、賞味期限が1週間過ぎたパンを勧めてくる祖母を見ては諌めておりました。人柱じゃないんやぞ私は
まさか第3回大会が、異端だらけの反射大会になるとも知らずに......
▽第3回本戦内容
〜寝て起きて失神〜
この日の私は、午前4時に寝て午前6時30分に起きるアホスケジュールで活動しようとしていました。
4時に寝たのは、Twitter向け通話アプリ「もくり」でフォロワーをずっと笑わせて遊んでたら朝4時だったからです。バカ
また6時30分に起きた理由としては、7時台の列車に乗るために起きなければならない最終許容時間だったからです。
私は普段から人より睡眠を欲する人間であり、マジで徹夜ができません。現に近頃は4時就寝14時起床というこの世の終わり生活サイクルで生きていました。
しかし稀に、このように無茶な睡眠時間で翌日からの予定を楽しむこともあります。医学的に不可能とされた「寝溜め」ができると未だに信じているからです。無理に起きた次の日はもちろん14時間ほどおねんねします。
AM04:00
さて、寝る直前までの私はレディースデーに悩まされていました。元々生理痛が鬼軽いタイプの幸せ体質なのですが、この日に限って何故か異様に腹が痛い。生理痛が重い人は毎月これを患ってるのかと思うと本当に頭が上がりません。
とはいえ流石に今までも数度経験したことであり、そういう時は寝れば治ると信じてやまない縄文時代思考のゴリラは一旦布団に入り爆睡します。
AM06:30
起床。
いつもであれば、30分前後布団で唸る時間を設けているのですが、そんな猶予は1分たりともありません。
前日に全て準備を済ませているとはいえマジでギリギリです。顔を洗い服を着替え髪を縛り、身支度を済ませました。
ここのところ芯から冷え込むような気温が続いていたので、ナイロンジャケットを羽織ります。
この時点では起きても治らない生理痛にキレる余裕があり、まさか十数分後の自分が失神するなんて思ってもいません。
起きて約15分、自転車にバッテリーを装着し勢いよく家を飛び出しました。
AM6:50
チャリを漕ぎ出した瞬間は肌寒く、やはりナイロンジャケットを着て正解だと思い自分を褒め称えます。
11月の朝の空気はマスク越しにも伝わり始める冷たさで、思わず剥き出しの指先を袖の中に入れました。あと依然続く腹の痛さにキレました。
さて、私が駅に行く最短ルートを行くには山を超える必要があります。高低差30m程度、上って下って約2km。車で通れば一瞬ですがチャリには電動であれドギツい坂道です。
登ろうと立ち漕ぎに切り替えた瞬間、突然視界が白み始めました。
しかも異様に身体が熱い。いやさっきまで寒かったじゃないかどうして…なんて考えてたら強烈な吐き気までやってきました。この間僅かに30秒。
ペダルを踏む足に力が入らず、いつもなら叫びなつつ気合いで乗り切れる坂道も嫌に長く感じます。立ち漕ぎする元気もありません。電動アシストに助けられつつ、どんどん白くなる視界を掻い潜りなんとか山頂(?)に辿り着きました。
AM07:00
登山中の事故は下りの方が多いらしいですね。私は登山が嫌いです。
さて、ふらふらチャリライド中の私。
山頂に到達し坂道を下り始めた瞬間、死を悟ります。なんとブレーキを掛ける手にマジで力が入りません。車通りが無い山道とはいえ急な下り坂なので、そのままのスピードで下ると地獄を見ます。
しかも経験したことのないレベルの吐き気と火照りが絶えず増幅して襲ってくる始末。一切漕がずに進む下り坂とはいえ、もう自転車に乗ってる余裕はありません。力の入らない手で何とかブレーキを引き、靴の裏を地面に擦りながら止まります。
自転車のスタンドを立て、あまりにも熱すぎる自分の身体に従い2枚の上着を脱ぎました。冬の初めにシャツ一枚(これも脱ぎたいレベルで熱い)になった瞬間、迫りくる吐き気に抗えず道脇の草むらに向かってえずきます。
ちなみにこれは「吐き気ってなんや?死ぬんか?」レベルの健康人間である自分が、人生で初めてガチの吐き気を習得した瞬間でもありました。二度とごめんです。
全国1億2000万人の嘔吐経験者なら賛同いただけると思うんですが、気持ち悪い時っていっそ吐いた方が楽になりません?
私基本お酒飲まないんですけど、飲み会の席でトイレで吐いてる人間見て、おー、気持ちよさそうだなとは思います。いや、決して褒められたことではないですが……きたねえし……
ところがどっこい、山道では異様な事態が起こりました。
「あかん吐かんと絶対死ぬこの場で今すぐ吐かせろ」思想の自分
VS
「え?何も出ないヨ~~」と言わんばかりの無邪気な内臓たち
いやマジで何も出てこん。出した方が楽になるものが何も出てこん。
あまりにも滑稽。これ傍から見ると、道端でチャリのハンドルに捕まりながら雑草を鑑賞しつつ異様に咳込んでる変人です。
その変人、耐えられぬ吐き気と熱さに加え、いよいよ視界がガチの真っ白になってきました。一面森だから濃い緑色のはずなのに、まるで白色のスクリーンレイヤーを不透明度60%設定で重ねた画像のようです。
例えがわかりにくい?
普通の視界がこれなら ↓
この時の視界がこうだったってこと ↓
わかったやろ?
[元画像引用:フリー素材サイト ぱくたそ 新緑の森の写真
https://www.pakutaso.com/20170410094post-10901.html]
視界はスクリーンレイヤーだわ、吐き気はすごいわ、火照りすぎて燃える自分に加え、遂に爆音の耳鳴りまで始まりました。例えるならなんだろ、飛行機が飛び立つ瞬間のキーーーーーーンです。
ここまでくれば体調不良も役満(48000点)です。
もう支えがあっても立ってられません。その場で何年振りかの地面体育座りをした私は、バカでかい耳鳴りと90%スクリーンレイヤーに五感を支配されて失神しました。
AM07:10
失神は脳の血液量減少に伴う酸素不足が原因で起こるものらしく、要は座れば解決します。note書くために調べものしてて初めて知りました。次回からそうします。これもっと早く知りたかった……
多分、時間にして1分もないうちに回復したようです。迷走神経反射は一過性の瞬間的な失神であることが特徴らしく、私も例に漏れずさっさと復活しました。
そういえば、はっきりしていく意識の中、ふと思ったことがありました。
朝の森の中の空気、鬼心地いいな!!!!?
14時起き生活を繰り返していたもので、冷たく澄んだ心地の良い朝の空気を取り込むのも数か月ぶりです。内臓たちも喜んでいます。
暫くその心地よさに身を委ねて視界の回復を待っていましたが、急に寒気を覚えます。
それもそのはず、私は10度を下回る気温の森の中で、シャツ一枚だけで体育座りしてました。いや寒い寒い無理無理なにこれさっっっっっっっむ!!?!?!?
…というような経過を辿り、私が無事に電車に乗り遅れたという小噺でありました。時間に余裕をもって家を出るのは大事ですね。
今振り返ると、
普段経験しないタイプの腹痛+目が覚めてすぐ身体を起こして運動した
のがどう考えても原因だと思います。自業自得が過ぎるな
皆さんも朝の森の空気、吸ってみてくださいね。シャブです。
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