“クトゥルフ神話TRPG”って何?!(BGMにオススメなサントラ編pt4)

こんにちえ。ほぼほぼ元探索者の星野チエです。

今回も"クトゥルフ神話TRPG"のセッションでキーパーをする際に役立つ、私のお気にいりなサントラの紹介をしていきたいのですが、今回のテーマは「戦闘シーンで役立つサントラ」です。

"クトゥルフ神話TRPG"における戦闘は、人間の身体能力を上回る怪物や凶器を振り回す人間を相手にしたりと、探索者がわかりやすく犠牲となる要因のひとつであり、避けられるものならばなるべく避けたいものですが、情報収拾のために敵対者を捕縛したり戦闘による撃破で事件を解決するシナリオも少なくないです。

そんな死と隣り合わせのスリリングなシーンだからこそドラマチックに、そして盛り上がるようにBGMを添えてみてはどうでしょうか(極めて自然な導入)。

1.ヨルムンガンド

ヨルムンガンド オリジナルサウンドトラック

ヨルムンガンド PERFECT ORDER オリジナルサウンドトラック

臆病で不敵な武器商人ココと彼女を守る少年兵ヨナの物語である"ヨルムンガンド"では常に硝煙の臭いが立ち込めており、作中ではクールであったり、コミカルながらもそれが返って不気味とすらおもえるような戦闘シーンが数多く描かれています。

落ち着いたピアノバラッドなども含まれますが、デジタル音楽系のクールな曲が中心であり、そうした収録曲たちからは作曲家である岩崎琢さんらしい独特なエスニックな雰囲気も感じられます。この雰囲気はハマるとなかなかクセになってしまいますね・・・。

また、武器商人の物語ということもあって商談シーン、心理戦のシーンも数多く、そういった場面に用いられてきた曲は前回記事のテーマでもある「シリアス」なシーンや探索シーンでも活躍してくれます。私はめちゃくちゃ使います。


2.キルラキル

「キルラキル」オリジナルサウンドトラック

著名な作曲家である澤野弘之さんが手がける"キルラキル"のサントラはとにかく勢い、パワー、爆発力と、とにかく骨太な印象があります。実際に作品自体がド派手な殴り合いなどのやりとりが繰り広げられてるのでそれもあいまってといった感じでしょうか・・・。

そうした戦闘が大きな要素として取り入れられてる作品なため、実際のセッションでも有用な曲が多いのですが、その中でもボーカル曲の「Before my body is dry」はとにかくド派手で盛り上がるロック調で、英詞なためにシーンの邪魔になりにくい(しかしながらこの歌詞もちゃんとみてみるとものすごくかっこいい)ので、特別にドラマチックな戦闘シーンで採用したくなってしまいます。ボーカル入りの戦闘曲が流れると、なんだかアツい展開感じませんかね・・・?


3.刀語

大河アニメ 刀語 劇中楽曲集 其ノ壱

大河アニメ 刀語 劇中楽曲集 其ノ弐

「刀」がテーマとなるこの作品のサントラはやはり和風でありながら、これも前述の"ヨルムンガンド"のサントラを手がけた岩崎琢さんによるものなため、やはり独特な雰囲気があります(というかこのサントラがきっかけで私の中の岩崎琢さんに対するイメージがエスニックになってしまったといっても過言)。

主人公である七花ととがめのほのぼのとしたやりとりに癒される"刀語"は「名刀を持つものを破り、その名刀をいただく」が基本であり、そのほとんどに重っ苦しいエピソードが付きまとうため、サントラに収録されている曲は軽快なものもありますが、やはりシリアスな雰囲気が強く感じられます。

とくにオススメなのは作中の戦闘シーンで頻繁に聞くことになる「Bahasa Palus」です。いわゆる「勝ちが確定した」場面、探索者が戦闘を終わらせる渾身の一撃を放った際の描写のときにこれをBGMにしておけば、プレイヤーも気持ちよくなってしまうかもしれませんね・・・!!!


4.終わりに

それでは、今回もこの辺りで紹介を終えようとおもいます。

本当は"BACCANO!"なんかも紹介したかったのですが、「愉快な戦闘シーン」という極めてニッチな部類の採用となるサントラだったので断念しました。"BACCANO!"のサントラはジャズ調でオシャレな雰囲気なので年代物のシナリオで活躍しますし、普段のリスニングでもテンションが上がってしまうのでかなりオススメしたいサントラです(結局ちょろっと紹介しちゃう)。

さて、サントラ紹介シリーズも今回で一区切りとしたいとおもいます。また気が向いたり、ほんとうに紹介したくて仕方がないサントラが見つかった際にはnoteに投稿したいですね。

それではまた次回もよろしくお願いします。次回のネタ、今のところなんにもおもいついていませんが大丈夫かな・・・。

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