“クトゥルフ神話TRPG”って何?!(BGMにオススメなサントラ編pt1)
こんにちえ。ほぼ元探索者の星野チエです。
前回の記事で「BGMを流して雰囲気を作っている」という話をしましたので、では実際に、私がどんなアニメやゲームの曲を使っているかをいくつかの回に分けて、その記事ごとのテーマにあったオススメのサントラを紹介していきます(正直すべて紹介するには私の語彙力が貧弱すぎるというのもあります)。
そして、そんな初回である今回の記事では「とくに私が重宝してるサントラ」についてです。
1.化物語音楽全集 Songs&Soundtracks
まず紹介したいのは、現代日本に潜む怪異と、それらと人生を共にする人々を描く"化物語"です。
元も子もないような話ではありますが、正直、これさえあれば大体のシナリオのBGMはなんとかなってしまいます。収録曲数の多さも魅力的ですが、牧歌的、ギャグ、シリアス、戦闘・・・など、ありとあらゆる場面に適応できるバラエティの豊かさがとにかく強いです。
あまりに使い勝手がよすぎるため、「BGMを選ぶ時間がない〜〜〜!!!」というときにはこれひとつでプレイリストを仕上げてしまったり、逆に「今回は"化物語"には頼らないぞい・・・」という気持ちでプレイリストを作ろうとしてもなんだかんだ数曲入ってしまったり、そのくらい私を依存させているサントラです。
とにかく、はじめてBGMを流しながらキーパリングしたいという人に絶対おすすめできるので、ぜひ手に入れてみてください。続編アニメのサントラもやはり使い勝手がいいのでそれらもチェックしてみるとより幸せになれるかもしれません。
2. ゆめにっき サウンドトラック ゆめのおと
広大で不思議なゆめを歩き続ける有名フリーゲーム"ゆめにっき"のサントラは、愛らしくも不気味でもある雰囲気が特徴的です。
前章の"化物語"ほどのバラエティ感はありませんが、"ゆめにっき"の世界観に馴染んでいた全体的に良い意味でチープなシンセサイザー系の音色の曲たちは、シナリオ中のシリアスなシーンにしっくりきます。
そして私がなによりお気に入りなポイントは短いフレーズを繰り返すミニマル感です。展開の多い曲だとそのシーンをやっている最中に曲の方から雰囲気を壊していってしまう可能性がありますし、選曲作業をするときも出だしを聴いて、中間を聴いて、終わりを聴いて・・・となかなかに面倒臭いです。しかし"ゆめにっき"の曲はそのミニマルさゆえに雰囲気を一貫してくれますし、BGMが目立ちすぎてしまうということもなく、選曲作業のときも1小節だけ聴けばその曲のすべてが把握できてわかりやすいので非常に重宝しています。
3.THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK
輝くアイドルを目指す少女たちの歩みの物語である"THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS"のサントラに対する私の印象は、"化物語"と同じくバラエティが豊かさについてが強いですが、こちらは"化物語"よりも少しオシャレで落ち着いた雰囲気があります。
アニメ自体もギャグシーンがほぼほぼなく、「少女たちが持つそれぞれの葛藤」の部分が多く描かれていることもあって暗く感じる曲が多いので、物語重視なシナリオを演出する際にはもってこいです。
収録されている「Just Curious. 」という曲がとくにお気に入りで、明るく程々に華やかな曲なので休憩中に暗い空気を転換する意味合いでよく流したりしています。
4.TVアニメ「 メイドインアビス 」 オリジナルサウンドトラック
TVアニメ「 メイドインアビス 」 オリジナルサウンドトラック
行けば二度と帰ってこられない深淵の奥へと旅する少女とロボットの少年の物語である"メイドインアビス"は私がとても好きな作品のひとつであり、そのサントラもまたとてもお気に入りです。
冒険がテーマである"メイドインアビス"の曲は、同じく冒険することとなる"クトゥルフ神話TRPG"でもしっくりくる場面が数多くあり、個人的な採用率が高いです。
全体的な印象として、爽やかさというものはほぼなく、明るめの曲であっても少しホコリをかぶったような、くすんだような、そんなどこか寂しさを感じさせる落ち着いた雰囲気があります。
とくにお気に入りの曲は、アニメでも不穏なシーンでよく流れている「The First Layer」です。私も不穏なシーンで採用していますが、音色やフレーズが絶妙に暗すぎないので、序盤の探索者たちがはじめて怪異とコンタクトしたときなどにバッチリ雰囲気を作って演出してくれるので、そういったシーンの選曲では「とりあえずこれ!」という勢いで使ってしまいがちです。
5.最後に
まず第一弾として、本当に私がお世話になっているサントラを紹介させていただきました。
そのシーンそのシーンに合った選曲でうまく演出するというのもいいですが、好きな作品の好きな曲をなんとかプレイリストに組み込んでみたり、あるテーマを設けた縛りプレイのようなプレイリストを作ってみたり、いろんな楽しみ方ができる選曲作業はキーパーの特権とも言えるかもしれませんね。
また、「お金がなくて音源が買えない!」とか「生放送でセッションをしたいけど著作権が怖い」などの人にはフリーBGMサイトがいくつかあるのでこれもオススメしておきます。「え、これ本当に無料で使えるんですか・・・?」と言いたくなるほどハイクオリティな曲がごろごろ転がっているので、ぜひ活用してみてください・・・!!!
それではこの辺で締めさせていただきます。また次回の記事でお会いしましょう。