川越街道1 日本橋→白子宿
猛暑県の埼玉県内を縦断する川越街道。猛暑県民として、体温を超える日の街道を、サウナに例えて歩けるかを試したくなり、ゴール日を週間天気予報の猛暑予報日にあわせて歩いてみました。※良い子は真似をしないでください。
2022.08.07
1.スタート地点まで
街道歩きの時は4:53の電車が多く、乗継電車がない場合は前後の便を利用、本日は東京駅まで向かいます。
本日は街道歩きに興味がある、大高さんと歩きます。
待合わせは日本橋の上。
大高さんとは、水戸街道松戸宿の古民家の庭で、テントサウナを一緒に楽しんだ仲間。街道歩きに興味がある様子で、タイミングが合ったので、本日は川越街道を歩くことにしました。
テントサウナは、テントの準備も大変なのですが、プールの水の準備と片付けも、同じくらい大変。今度は河原でやりたいです。
さぁ、歩き始めます。
川越街道は、中山道板橋宿の平尾追分から分岐しますので、そこまでは中山道を歩きます。今回は板橋までのレポートは省略しますので、ご興味がある方は、前回歩いた時のnoteをご覧ください。
2021年3月に中山道を歩きはじめた、第一歩のまとめです。
2.現代版の茶屋=カフェ
日本橋から北の方角を眺めると、スターバックスがみえます。カフェは現代版の茶屋と考えると面白そうなので、川越街道ではカフェを撮影してみます。
地下鉄銀座線の上を歩き、三越前・神田の2駅でしたが、結構な数のカフェがあります。
神田明神にお参りしようとしたところ、夏休みラジオ体操の2番が始まるところで、一緒に体操しないとお参り出来そうもなく断念。
子どもよりも高齢者の方が多かったです。
これだけカフェを撮影しながらも、朝食は巣鴨の地蔵商店街の入口近くのベンチで、コンビニのサンドウィッチ。
とげぬき地蔵で有名な高岩寺、空いていたので身体の悪い部分を挿すってから街道に、大高さんは左腕、私は両肩です。
大正大学の前や近くの道沿いに、種子屋街道ののぼりや案内看板が新たに設置されてました。前回歩いた時に、歴史ある種子の問屋さんがあったので、なるほどと思いました。
亀の子束子発祥の店、蝉の子束子が木にとまっていました。
3.スナック街道
一緒に歩いている大高さん、私と同じで歴史に興味がありません。歩きながら街道沿いの、昭和風スナックを撮影し始めて、路地裏を覗いたりして何やら楽しそう。
最近増えてきた、変わり種自動販売機、ホットソースにご当地ラーメン、この後も登場するか楽しみです。
4.平尾追分
街道歩き仲間の久家さんと合流。生まれが練馬区で現在は板橋区民、半世紀以上暮らしてきた地域を一緒に歩きます。
この道があっているのか、もう一本隣の道のような気もしましたが、渋沢栄一銅像があったりしたので、いいんじゃないと言いながら進みます。
5.新しいビジネスモデル
街道を歩いていると、新しいビジネスモデルの傾向がよくわかります。
今回は④⑤も楽しみながら歩いてます。
6.上板橋宿
日本橋二里二十五町三十三間と、板に記されています。
尺貫法の、里・町・間の距離って馴染みがないので調べてみると
3,927÷109≒36→1里≒36町
109÷1.8≒60→1町≒60間
倍数に法則性はないのでしょうか?
古めかしい消防団の建物の中を覗くと、人力消防車が鎮座!祠の中の神様みたいな存在感でした。
7.街道の曲線美
自然に出来た川と、人工的に作った川、見ればわかると思います。
実は道にも同じ事が言えます。道は人工的な物ですが、昔の道には自然に出来た川の様な、穏やかな曲線があります。
その曲線を見て、唸りながら感動している3人組、怪しいですね。
五本けやきは、旧川越街道沿いではありませんが、地元の久家さんが絶対見る価値があると太鼓判、見に来てよかった!
8.下練馬宿
練馬区に入りました。
下練馬宿の街道愛は素晴らしく、自然とテンションも高まります
商店街には馬のオブジェがたくさん。練馬の由来は諸説ありますので、割愛します。
9.黄金の練馬大根
練馬大根は江戸幕府に献上されていたのですね!由緒ある大根だったとは知りませんでした。
お昼は地元の久家さんがよく行く人気のラーメン屋さん、ビールが最高に美味しかった!
新田坂の上付近までが久家さんの半世紀以上にわたり暮らしてきた生活圏内、多くの案内をありがとうございました。
新田坂は自転車や歩行者が大変そうに坂を登っており、不思議と江戸時代に馬車が大変そうに昇っている様子が目に浮かんできました。
10.白子宿
白子宿から埼玉県和光市に入ります。大坂を昇り切ると、武蔵野台地の長閑な風景に、景色が入れ替わり、空が広く感じました。
本日は和光市で終了、30度を超えてましたが、猛暑日ではななったので、歩きやすい一日でした。
大高さんが、やよい軒で究極のセンベロが出来るというので、大山駅まで戻りチェックイン。おつまみが充実しており、空いている時間帯でしたので、ゆっくりできました。3人で3,040円は驚と感動!8月中のキャンペーンです!
ここで解散して、余力があったので、土産の和菓子を買いに、板橋駅前まで小一時間クールダウンの散策。
本日歩いてて、目に入る和菓子屋さんの7割が伊勢屋、気になっていたので、立ち寄って来ました。
ちなみに伊勢屋とは、伊勢商人がお店を出すときに使った屋号で、和菓子屋さんに限らず、江戸時代には、多いものの例えとして、「喧嘩 火事 伊勢屋 稲荷に犬の糞」と呼ばれていたそうです。
本日の茶屋は30件でした。
次回は終点の川越を目指します。