ボカコレ2023春の意外な進捗
最近この投稿で書いたように、ニコニコとのご縁が続いております。
ありがたやありがたや。
ニコニコのボカコレ(The VOCALIID Coillection)にメディアパートナーとして参加している拙担当番組。
ボカロPのたかぴぃさんがInterFM897で担当されていた『たかぴぃのクリエイターズミッドナイト』と交流しだしたのは、2021年春のこと。
その年の夏、同番組の松井プロデューサーからお誘いいただいて以来、「ボカコレ」メディアパートナーは今回で4回目を数えます。
「ボカコレ」を盛り上げる目的のもと「自分たちも曲を投稿する」という条件を勝手に課している我々。
2021秋と2022春は『RADIO MIKU EX』も放送していたので、ねじ式さんに講師をお願いしていた番組企画「ボカロPへの道」と連動で「ごはんのうた」「未来への手紙」を制作しました。
たかぴぃさんにもミクさんの喋り指導で協力いただいてます。
そして2022秋からはチームらじみくだけで制作しています。
前作「積み木のマーチ」についてはこちら。
前回は「投稿当日の午後に動画をイチから作る」という、想定していた想定外を軽く飛び超える想定外の事態となりました。
清水から気まぐれに届くイラストを、怒る余裕もなく、ただ黙々と繋ぐベルトコンベアーに徹し、なんとか公開に漕ぎ着けたのであります。
らじみく界隈では「強要と喧嘩はボカコレの華」という格言もありますが、投稿翌朝に書いた上記投稿には筆圧と生気がまるで感じられません。
よほど疲れてたのでしょう。
ライフログ、ここに極まれりですね。
で、話題を今回の投稿に移します。
すでに番組ではバックトラックを一部披露している通り、今回は工程を変えました。
「積み木のマーチ」までの曲作りは、まず清水が鼻歌で作曲、次に編曲者がメロディ起こしをしてバックトラックを仕上げ、最後に清水が作詞を兼ねてV4Xで調声していきました。
しかし今回は、拙者★みくばんPが先にバックトラックを作り、そこに清水がV4Xで歌唱(歌詞・メロディ)を重ねていくことにしました。
理由は3つ。
まず厳しいスケジュールの中で曲を完成させる方法が他にないこと。
しかも清水はプロセカの『まるごとミクの日』で長時間MCを担当する上に、投稿までの間にサンボル3都市(名古屋・大阪・福岡)見るってんですから、待ったなし、どすこいどすこいですよ。
次に作風にバリエーションを加えたいと思ったこと。
そしていつか使おうとしていたリズムトラックがあったこと。
MEIKOさんを入手し、初のボカコレとなる2022秋に向け、僕個人で楽曲を準備していたのです。
が、7月に異動してから多忙にかまけてリズムだけの放置状態になっていました。
2022秋に番組から投稿した「積み木のマーチ」には、V4XミクのみならずMEIKOをコーラスで参加させたのは、彼女がプルペン(Studio One)で肩を温めていたからです。
星野仙一ばりに「MEIKO、行けるやろ」と尋ねたら、ニッコリ同意してくれました(幻覚)。
それならMEIKOありきで進めようとしているのが、今回の新曲です。
タムで作ったリズムだけは去年の6月に作ったものをそのまま流用していますが、それ以外は2/12以降に作っています。
3/3のオンエアではイントロに加え、Aメロ、Bメロまで、そして清水によるV4Xを加えたものを放送しております。
つまり収録日の2/26時点で、僕のMEIKOの声は入っていません。
そして、あのような途中経過報告になりました。
※楽曲オンエアの瞬間をradikoタイムフリーで。
2023年3月10日まで聴けます。
この歌唱を聴かされたのは収録直前。
収録の打ち合わせをしながら、清水が自分のノートPCで打ち込んだものです。
スタジオモニターで聴いた時の衝撃ときたら。
イントロに清水によるミクさんV4Xの歌唱というのか読経というのか呪文というのか呪術というのか、なんか身の危険を感じました、わたくし。
さすがにオンエア前にパートごとの音源をもらい、「みそみそ」「うみゃー」のフレーズは左右、センターは「みみみめめめ」を振り分けました。
あれをモノラルミックスで聴いてご覧なさい。飛ぶぞ。
それにしても、あのファーストテイクを一緒に聴いていた斉藤初音アナが笑顔のまま動じなかったのは不思議です。
見守り隊も「隊長」ともなると胆力ムキムキなのかな。
そして毎度ほろ苦いドラマを生む動画制作。
3/4現在、曲のフレーズを足すごとに動画もそれに合わせて作って足しています。
つまり、なんらかの理由で楽曲制作が中断したとしても、そこまでの映像は公開できるわけです。
すごいでしょ。2週前ですよ?
ただし、清水のフレーズに引きずられる格好で動画も相当不条理な内容です。
少なくとも「積み木のマーチ」の片鱗は1ミリも残っておりません。
果たして今後どう変化していくのか。
今後ともお聴き逃しなく。
公開は3月18日です(たぶん)。