指揮
そーいえば先週長らく通っていた指揮法教室の発表会だったので行ってきました。
かれこれ習っていた期間は5年強くらいか。もう今は指揮はおろか楽器すらろくにしてない日々ですが、意外と観に行ってみると自分の指揮観みたいなものは生きていて感心です。
指揮というのは本当に本当に難しいです。
いなくても合奏自体は回るけど、いざという時のキメみたいなのを演出する際には絶対に必要。それでいて、基本的にはずーっとソロでチラチラ動いているだけっていう。
余計な動きをするだけで音楽の邪魔になる一方、この「キメ」を演出するための土台づくりを裏でコソコソやり続けなければいけない。
論理的思考も情緒的な思考もフル活用し、それらを全身で表現する、まさに総合芸術。
僕はリーマンしながらなんとかやってましたが、今振り返ればよくもあんなことやってたな、、って感じです。
今思えばこれって仕事とかマネジメントにも生きる気がしていて、「余計なことはしない」「締めるときにきちんと締める」的な感じだとは思うのですが、指揮は上達の域にも達していないのでここで語るにはだいぶ烏滸がましいようにも思います。
昔は自分自身の音感やセンスにもかなり自信があったのですが、音楽活動から本格的に離れてしまって、早数年。
もうすっかりあれこれ錆び付いてしまったようで寂しい限りです。とはいえ、コロナ禍もあるし音楽する場所もないしでなんとなく後ろ向き。いつかまた楽器だけでも再開すること、あるんですかねぇ。