【英国滞在備忘録】#60 英国と言えばパブ。そしてエールの魅力と好み
16th December (Friday)
5時に起きて、7時半からアルバイト開始。
昨夜Oxfordからバスで帰ってきた身には応える。
アルバイトが終わってから、Holbornへ向かう。Londonで知り合った、日本人Dに会うためだ。
彼は、俺をパーティーに招待してくれた。彼は来週の火曜日にイギリスを発って日本へ帰国するという。最後の週末だ。
パーティーは盛り上がり楽しい時間を過ごしたが、連日の疲労がたまっていたので、9時ころには帰宅することにした。
帰宅途中にTescoによって、鶏のもも肉と、缶ビールを購入した。
17th December (Saturday)
今日はアルバイトも休みで、9時半まで寝坊した。
11時半ころ家を出て、TOEIC受験の会場に向かう。
とても寒い日だった。会場が開く前に到着した。
帰国直前が本番なので、今回は試験会場での受験慣れをするのが目的だ。
TOEICが終わってから、土曜日のお約束、ご近所のCさんも主催者側で企画しているMolly's Clubへ参加する。
今更だが、これらの交流会はパブで行われる。パブは社交の場である。
イギリスの伝統的なスタイルのパブはで居心地がいい。
ビール1,2杯で閉店まで会話を楽しむ。
日本の居酒屋のように料理を食べたりはしない。ただ酒を飲むだけなのだ。
イギリスの伝統的なビールはエールであろう。ビターと言ったりもする。
それから日本でも人気のスタウト。黒いビールだ。有名なのがアイルランドのGUINESS。あのギネスブックでおなじみ。
それからラガー。日本の代表的なビールはこれだろう。
いろいろな国から来た人たちと飲みに行く機会があるのだが、ビールの好みについてある傾向をつかんだ、というか勝手に分析してみた。
俺の結論、スタウトやエールはドイツやその周辺(つか大部分のヨーロッパ)から来た人の口には合わないらしい。
俺はせっかくイギリスにいるんだからと思って、いろいろ伝統的なエールやらスタウトを試している。そして美味しいと思って飲んでいる。
数も本当に多くてパブによって置いている銘柄も異なる。全部制覇したいところだが、いまだ達成できていない。
この伝統的なビールであるエールやスタウトはドイツ人にとってはダメらしい。極端に嫌っていた。
彼らはベルギー、デンマークなどのラガーを好んで飲んでいる。
また、ビールではないが、Strong bowというサイダー(シードル?ドライだが甘いお酒)もよく見かける。
前に宅のみをした際に俺はGUINESSをすすめた。彼らがいい顔をしなかったのが今になって分かった。ごめんなさーい。
それからパブは23時に閉店する。法律で決まっているらしい。
今では閉店時間を延長するモダンなパブもあり、また法改正も叫ばれている。
なにせ週末23時の繁華街は物騒だ。
閉店までの短時間に多くの酒を飲む。
閉店したパブから一斉に客が出てきて路上でいさかいが起こる。
この辺を緩和しようというのが法改正の狙いらしい。
果たして吉と出るのか凶と出るのか。
とまれ、イギリスのエールとスタウトは興味深い。また出身国とビールの好みの関係もしかり。
ここから先は
英国滞在備忘録 -完全版ー
スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
英国滞在備忘録 -London編ー
スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
あなたのサポートで次の記事が出るかもしれません