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【英国滞在備忘録】#66 新年のご挨拶

【本編無料】このシリーズは学生時代にイギリス滞在した当時の記録をそのままに、現在のスギヤマが振り返る備忘のためのコンテンツです。有料エリアでは今振り返ってのコメントや人物が鮮明な写真などが表示されます。

2nd January (Monday)

クリスマスと違って、英国での新年は通常営業だ。
家族と過ごしていたので外食も多かったが、自炊のためにスーパーへ買い出しに行く。
必要最低限に絞って買っているとは言え、£3少々(当時、650円程度)で平日の朝食+αがまかなえてしまうのは助かる。
日本と違い、小ロットが安い(量が多くなると価格も上がる)ため、小ロットの食パンなどは売り切れていることも多々ある。
小ロットとは言え、日本でいう2斤程度のボリュームがあり、、£1(240円程度)もしないという破格の商品だ。


3rd January (Tuesday)

今日は予定がなく、日本やOxfordで知り合った友人たちやお世話になった人たちに新年のメールを出す。
帰国まであと1ヵ月を切り、帰国後の算段をする。一度実家に帰るが、東京での就職に備えて部屋探しを予定している。その際に、どういう日程で上京するか、その際に友人宅に泊まれるかといった打診を各所にしてみる。


4th January (Wednesday)

年始、初のアルバイトだ。
8時から勤務を始めて午後までのシフト。久しぶりにいただいたまかないのランチは、貧乏学生の強い味方。
オーナーの日本人は、イギリスの厨房でも修行し、独立して今のお店を営んでいる。共同経営者の女性もいるのだが、二人の過去を聞くことは憚られる感じがしていた。
日系企業のパーティーでオーダーされるケータリングがとても実入りのいい内容らしい。普段は常連さん向けにカスタマイズしたお寿司をデリバリーしたり、お弁当を販売したりしている。
ハンバーグなども作るのだが、レストランで出される刺身定食などと比べて手間暇がかかっているので、割に合わないと嘆いていた。
切って出すだけの刺身がどんなに楽か。

幅広いジャンルの和風のメニューを扱っているにも関わらず、シェフとしてのこだわりがあり、手抜きがない。
価値が分かる人が買ってくれないと厳しいのであろう。

夕方は、交流会に出かけた。
英国人の老紳士、Mr. Cとたくさん会話をした。彼は赤いニットに帽子という出で立ちで知的な感じだ。
イギリスのパブで、「〇〇 Arms」といった店名が多いことについて、"Arms" とは何なのか、また由来が多い理由について聞いてみた。
個人的には武器を連想していたのだが、そうではないようだった。
Mr. Cも、明確な回答を持っていないということで、意外だった。


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スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…

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