【英国滞在備忘録】#09 Oxford名物 PuntingとFarwellと
11th August (Thursday)
連日の夜更かしが祟ってか、朝起きるのがつらかった。
今日はSが最後の日だ。彼と昼食の休み時間に話をしていてまだ17歳だと聞いた。びっくり。スイスのイタリアンパート出身。ランチはいつものバケットサンドの店へ。今日はハウスメイトのMと同じBLTというのを頼んでみた。
ソーシャルプログラムではパンティング(Punting)に出かけた。
6人乗りのボートで先頭にパドルを持った人と船尾に長いポールを持った人が陣取るというスタイル。
ビジネスコースで一緒のドイツから来たメンバー、ハウスメイトのM、B、Sという韓国人女性2人の合計5人で乗った。はじめは先頭に乗ってパドルを漕いでいて船が変な方向へ行くと漕ぎ手の名前を叫んで楽しんでいたが、いざ自分がポールを操って船を進める段になると、これがまた難しかった。
フラフラと岸から岸へぶつかる船に乗ってみんなに笑われた。
疲れたが楽しかった。
夕食はフィッシュアンドチップスだった。夕食後、冒頭のSのお別れパーティーがあるということでセンターへ。
予定時間を5分回って彼は登場した。
よかった、時間間違えてなかった。
日本人も多かった。日本語で話していた。
何をやっているのだか…。ただ、それぞれ目的が違うから仕方ないのだろう。
パーティーの終わりを見ないまま、ハウスメイトのMと2人で足早に会場を後にした。なかなかいい感じのパブだった。
12th August (Friday)
今日は金曜日、多くの生徒が学校を後にした。
ビジネスコースもドイツからの3人とロシア人の2名に名刺をもらったので後で連絡をしよう。
昼食はいつものバケットサンドの店へ。サラミとチーズを挟んで焼いてもらうのを頼んだらかなり時間が経ってしまった。一緒に行ったスイスの貴婦人D、ハウスメイトのM、ごめんなさい。
放課後はセンターでMと買い物。ふたりして同じ文法の問題集を買った。
Mといえば驚いたことにステイ先が日曜から変わるという……。そしてわがステイ先には新たな生徒が!?
水泳に出かけたMをおいてハウスメイトのMと2人で夕食。
茹でたポテトにバジルのきいたカツが出てきた。デザートのプディングは米が入っていた。米なのか米のシリアルなのかは定かではないが、違和感があった。
彼女は明日から2日間の日程でスコットランドへ友人を訪ねる旅行に出る。
夜はパブツアーのとき一緒だったスイス人の女性が最後の日ということで、ジャズコンサートがあるというChester Armsへ。Social ProgramにはIffley road にあると書いてあったが、実際はそこと交差するChester roadにあった。
かなり奥まったところにあり見つけづらい。
センターから30分くらい歩いたろうか。パブはいい感じのお店で客もそんなに多くない。地元の人が集う感じだ。
コンサートはサックスとギターにヴォーカルという3人。ジャズというよりはカントリーというのだろうか、とにかくジャズではなかった。
外国人の客はハウスメイトのMと俺、他に一組いたようだ。同じ語学学校の生徒は一向に見当たらない。
スイス人の貴婦人Dとスイス人の彼女もいない。これは見つけるのに困難だし、センターから遠いのでしかたない。
演奏も佳境に入り、閉店の23時が間近に迫ったとき、彼女たち二人が現れた。最後の一曲を聴き終えて、4人で店を出だ。センターまで歩いてディスコに行こうか、ということになった。
だが、ディスコに向かう途中でハウスメイトのMの強い反対によって帰宅することにした。ま、ディスコに行っても会話できないから面白くない、という彼の主張は正当だし同意できる。ただ、スイス人の彼女にとっては最後の夜がこんな形でちょっとかわいそうだったかな。
そんなFarwellの金曜日は更けていく。
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スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
英国滞在備忘録 -Oxford編ー
スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
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