【英国滞在備忘録】#23 週末のシティーセンター、Whitneyへのサイクリングと新しいステイメイト
3rd September (Saturday)
この日、ABは新しいホストファミリーへ引越しした。そして俺も同じホストの中で、部屋を移動することになった。一番小さな3階の部屋だ。
俺は元居た部屋を掃除して、ABをホストファミリーと一緒に送っていった。
家に帰る途中で、日本人のMYに出くわした。彼女は語学学校主催のBristolへの日帰り旅行へ行っているはずだった。
彼女が話しかけてきた。
彼女の説明によれば、集合時間に15分遅れて集合場所について、乗り遅れてしまったとのこと。平日の時刻表と今日は違っていたため、時刻を読み誤ってしまったそうだ。置いてけぼりになってしまうのは切ない。
そのまま彼女と少し雑談をした。
1時を30分ほど回ったところで、ホストマザーがランチを持ってきてくれた。チーズの載ったトーストと、パンケーキだ。
昼食を終えると、俺はシティーセンターへ凧の材料を探しに行った。WH Smithという文具店へ入ると誰かが話しかけてきた。
驚いたことに、それは、さきほどのMYだった。彼女は、コンセントの変換アダプターを探していた。残念ながら、ぴったりなものは売っていなかったので、俺の持っているものを貸すことはできることを伝えた。
彼女とシティーセンターを歩いていると、NEXTというブランドのアウトレットショップを見つけた。その時、背中で何かが振動するのを感じた。それは携帯電話で、元ハウスメイトのABが電話してきていたのだ。
ABと書店の前で待ち合わせの約束をした。彼女を待っていると、語学学校の見知った顔に出くわした。ABが到着するまでの間、雑談した。
ABは宝石を入れる箱を買いたいとのことだ。ショップで購入することができた。£34である(箱だけで。。)オイルマネーの力強さを感じる。
市内を散策し、カードショップを見たり、スターバックスで休憩することにした。ABはコーヒーをごちそうしてくれた。彼女の新しいホストファミリーについてひとしきり話し、今は違うそれぞれのホストファミリーへ帰宅した。
夕食は、スパイシーなビーフと、茹でたポテト、グリーンピースとコーンだった。
4th September (Sunday)
今朝はかなり曇っていた。ホストファザーに、今日は雨が降るか聞いてみた。彼の予想としては違うとのことで、俺はどこかに自転車で行ってみることにした。
朝食にホストファザーが茹で卵を作ってくれた。卵は彼の自慢のニワトリたちが産んだもので、まさにオーガニックだ。
俺は、家から10マイル(16km)ほどにある町、Whitneyに行くことにした。家を出たのは10時を15分ほど過ぎていた。
晴れてきて、空は青かった。
目的地につながるA40はまっすぐに伸びていた。
Whitneyまで自転車で70分ほどであった。その町はこじんまりしていて、周囲を散策して何枚かの写真を撮った。
帰り道、同じ道を帰るのは面白くないという考えが頭をもたげてきた。
別の道から帰るのは、時間もエネルギーもかかった。
シティーセンターの南側に到着し、市内を北上して帰宅することになった。くたくたになりながら途中で語学学校に立ち寄って、メールをチェックしたりした。両親からのメールも届いていた。
ステイ先に着くと、見知らぬ顔が庭にいた。高校生くらいの男の子が二人いる。
やおらホストファザーが俺に気づいて、二人に俺のことを紹介してくれた。二人は新しいステイメイトだ。
夕食はローストチキン、焼いたポテトとブロッコリーだった。
新しいステイメイトは、中国人のCとイギリス人のSであった。彼らはカレッジスチューデントだった。
Sは日本に行ったことがあり、いくらかの日本語を知っていた。Cもこちらで大学に行くため語学は堪能だ。
彼らに会えてこれ幸いと思った。特にSについてはネイティブスピーカーだからだ。
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スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
英国滞在備忘録 -Oxford編ー
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