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弱みをどうするか

お嫁ちゃんの前では弱くなれる、弱みが見せられるという記事を書いた。
今の婚活の難しいところはここだと思う。

婚活ではみんな「強み」をアピールする。

若いです。こんな仕事をしています。収入はいくらです。

「弱み」はマイナスとして評価されていく。

顔がダメ、年収が低い、服装がダサい。

婚活ではプラスマイナスの計算をしがちだ。
でも、それをやっていると婚活のドツボにハマる。と思っている。

最初は相手も「強み」をアピールしてくる。こちらも相手の「強み」を加点していく。ところが交際していくと相手の「弱み」が見えてきて減点、減点、減点をくり返していくうちに「この人と結婚する将来が見えない」となってしまう。

それをくりかえしていくと結婚できないまま婚活が続いていく。

「弱み」がない人間はいない。どこかに「弱み」がある。

「強み」はみんながプラスに評価する。100人いれば98人が振り向いてくれる。でも、98人にモテたとしても全員と結婚することはできない。
「弱み」はみんながマイナスに評価する。それでも「この顔がいい」と言ってくれる1人がいれば婚活は終わる。

個人的には婚活でモテてもしょうがないと思っている。むしろ「強み」よりも「弱み」を見るべきではないか。


ノンフィクション番組で結婚相談所で婚活をする男性を追ったことがあった。

その時に婚活で会った女性に「宿が無かったら夫婦ならラブホでも泊まれますよ」と言ってしまってネット上で『ラブホおじさん』として取り上げられてしまった男性がいた。

結局、彼はテレビでそれを知った女性と結婚して成婚退会したらしい。

そこだと思う。

万人受けする「いい男」でありたいなら、ラブホ発言はしないほうがいい。

でも、彼の個性はラブホ発言にある。だから、万人受けしなくていい。それでも彼を受け入れてくれる、誰かひとりに刺さればいいのだ。

だからと言って、ラブホ発言をしろ!という訳でもない。普段から「ラブホ、ラブホ」と言っていたらみんな離れていく。

どんなゲームにも基礎基本の立ち回りがある。基礎基本の立ち回りを押さえて、全てのカードを切った上で、手元に残った鬼札をどう切って勝つか。

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石原滋之@システマ岡山
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