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黒板アートは誰のため

学校を歩いてまわっていると、休み時間に黒板に落書きをしている子どもがいる。

担任の先生がどうしているのか分からないけれど、それぞれのクラスでルールがあるのだろうと思ってスルーしている。

スルーしているが、黒板に落書きをさせるべきではないと私は思う。

私も学級担任をもっている時、何回か黒板アートを描いたことがある。

これが一番出来がいいもので、運動会の当日に向けて描いた。

あまり覚えていないが4時間くらいかかったと思う。子どもたちにも先生たちにも好評だった。


ここで考えておかねばならないことがある。

まず、これを描いたチョークはどこから出ているかということだ。

個人的に購入したものであれば、まぁいいと思う。

学校で購入したものであれば、学習に使用すべきものを目的外に使ったことになる。

次に、時間に見合った効果があるかどうかということだ。

私は絵を描くことが好きだから、時間がかかっても描いてしまう。

ただ、運動会が終われば消さなければならない。

4時間もかけて描くに値する効果があるだろうかという考えは必要だと思う。

それを考えた時に私は黒板アートは描くべきではないなと判断してやめた。この記事はこの絵の供養みたいなものだ。


そういうことを考えると、学習に使うべき黒板とチョークは子どもの落書きに使わせていいものではないと、個人的には思っている。

もちろん特別にそういう日があってもいいとは思うけどね。

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石原滋之@システマ岡山
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