仕事が人を作る
奏章Ⅲよかった
恒例の夏イベントからなだれ込むように新イベントが始まった。
イベント発表後にはゴタゴタもあったけれど、それを払しょくするほどの良シナリオだったと個人的には思っている。
イベントを終了させるまで3回ほど泣いてしまった。
このゲームも長いけれど、初めてのことじゃないかと思う。
今まで過去や異世界を舞台に主人公たちが奮闘することはあった。
それはそれで楽しめた。
しかし、今回のイベントは人格をデータ化して、AIによる不老不死が当たり前になった、私たちの歴史とは違う未来が舞台である。
私たちの未来もいつかは…もしかしたら…と考えてしまったからかもしれない。
奏章Ⅲあらすじ
AIが極端に発達したイフの未来の地球。
人間同士の大規模な戦争を経て、AIが国家を運営するようになった。
さらに200年の世界的平和を経て、AIは道具から人類のパートナーに。
人類は不老不死の技術を完成させたけれど、出生率は低下を続ける。
その間にAIと人類の戦争が起こり、旧人類は滅亡。
人類の人格データを反映させた第三世代AIが新人類になる。
西暦3000年で何らかの原因で新人類も滅亡。
そして西暦3017年の月面都市にやってきた主人公たちは人類滅亡の原因を決める「人類滅亡ラスボス決定戦」に巻き込まれる。元の地球に戻るため、人類が滅亡した原因を探るために動き出す。
仕事をしなくていい世界
ゲームやそのシナリオの話はおいておいて。
私が考えさせられたのは「人に仕事が必要なくなった時」ということだ。
この世界の人類は仕事を必要としない。
資源は全てAIによって完璧にコントロールされている。
不老不死を実現しているため、食事の必要もない。
自分がしたいことをしていいし、何もしなくてもいい。
そうなった時に人は何をするか。
この世界の新人類たちの一部は仕事を、やりがいを求めた。
仕事とは何か
仕事とは何か。
私は命と引き換えに、必要なお金を手に入れることだと思っていた。
生きていくためにお金は必要だから仕方がない。
辛いこと、嫌なことも我慢せざるを得ない。
そう思っていたし、そういう感じで就活もした。
自己分析は自己を分析してもよく分からなかった。
分からないまま採用が出た会社に就職。2年働いてクビになって辞めた。
仕事はいやいややっていたし、よく分からなかった。
仕事が人を作る
もし、仕事をしなくても生きていける社会ができたとしたら。
それでも人は仕事を求めるのだと思う。
仕事が人を作る。
やっていることが人を作る。
「おれは生きていくためにやりたくないことをやっているんだよ!」
そういう人もいるかもしれない。それも分かる。私もそうだった。
でも、人生を全て換金して、やりたくないことをやるのはもったいない。
一日のうちで10分でもいいから、自分がしたいことをやって欲しい。
お金や環境に左右されず、自分が心からやりたいと思うことを。
自分が何をしたいのか分からないのであれば、少しずつでもいいから色々なことに挑戦してみて欲しい。何か見つかるはずだ。
もしそれで多少でもお金がもらえるのであれば、それは仕事と言える。
仕事が人間を決める。
だから、諦めないで欲しい。
そう思っている。
いただいたサポートは明日の食費に使わせていただきます。だが、お前のために食事は作らない。