【コペンハーゲン大学留学記】デンマークでの年越し
明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
久しぶりの投稿となってしまいました。私の12月はというと、課題や他のタスクに追われ図書館に住んでいると言っても過言ではない生活でした。きついなと思うこともありましたが、図書館で楽しいこともたくさんあったのでそれはまた別の記事に書こうかと思います。
そんな訳で、今回はデンマークの年越しについて!です。
2021年12月31日、友達のお誘いでデンマーク人の友達のお家にお邪魔しました。
デンマークでの年明けポイントをまとめると、
①あちらこちらで放たれる花火
②マルグレーテ女王のスピーチ
③新年にジャンプ
④kransekageを食べる
の4点になるかなと思います。
①あちらこちらで放たれる花火
デンマークでは12月27日〜1月3日くらいまで、一般人でも花火を打ち上げて良いことになっています。日本では考えられないですね!一般人が花火を打ち上げるというと、そんなにすごい花火ではないだろうと想像するのですが、本当にあのすごい花火です。
あちらこちらで放たれているので、至近距離で花火を感じることができます。年が明けて、友達の家周辺を歩いていましたが霧が濃いのか花火の煙のせいなのか、視界があまり開けていなかったのを覚えています。正直言ってこの時期に爆発が起きても、花火の音だろうと思って私は気づかずに逃げ遅れそうだなとも思いました。花火自体はとても綺麗なのですが、至近距離で上がると命の危険を感じるもので、私はずっと「すごい綺麗」「もう無理怖い」のループでした。実際にこの時期に花火で怪我人や死者が出ることもあるらしいので、楽しみながらも気をつけることは大切です!
花火の音や至近距離に驚くことはありましたが、とても楽しかったです。
②マルグレーテ女王のスピーチ
毎年デンマークでは12月31日の18時にマルグレーテ女王のスピーチが行われます。その年にあった出来事等に関して毎年お話しされるそうです。
今回のスピーチで私の印象に残ったのは
「私たちが特別に感謝しなければならない人の中には、日常生活ではあまり気づかない人もいるはずです。」
これはコロナ関連の研究をしている研究者に向けたお言葉でした。感染症の抑制に貢献し、信じられないほど短期間でコロナに対するワクチンを開発したのは、主に研究者のおかげであると、女王がおっしゃっていました。
「すべての人に敬意をもって接することは、決して難しいことではないはずです。」
障害者への差別のお話もされていて、何があってもそれは間違っているのだと、全ての人に敬意を持って接する大切さをお話しされていました。
「自分の人生を他者に映し出すことは、思慮深く、感動的なものになります。他者との出会いの中で、自分を知ることができるのです。」
私たちはオープンな気持ちで仲間に接するべきであるとおっしゃっていました。他人の人生の物語は私たちをも豊かにし、思慮深くさせるのだとお話しされていました。
女王のお言葉は深く刺さるものばかりで、その一年について考えさせられますし、これから自分がどうあるべきなのか考えさせられるなと思いました。
“ Gud bevare Danmark(God save Denmark)”という女王のお言葉がスピーチの中にあるのですが、それはディナーの合図でもあるらしいです。女王のお言葉とともに、その一年を振り返ることができる良い時間でした。
③新年にジャンプ
「新年になった瞬間、ジャンプするんだよ」
と友達が教えてくれました。
ジャンプ?と思いましたが、ソファの上に立ってジャンプするというものでした。
テレビで流れていたカウントダウンの時計台の鐘が0:00になった瞬間に、みんなでジャンプしました。新しい年に飛び込む!的な感じかと思います。
④kransekageを食べる
新年の際に食べるお菓子、kransekage。
マジパンです!どこかで食べたことがあるような、少し懐かしい味がして甘くて美味しかったです。
デンマークの年越しは日本と違うところばかりで、とても新鮮でした。私はいつも年越しは家族と過ごしていたので、そういえば家族と過ごさない年明けは生まれて初めてでした。今年も大変なこともあるかと思いますが、息抜きはしながら楽しみながら走っていきます〜!