ひとりLinux勉強会 #1:リモートで操作できる環境を整える
0.はじめに
前回、デスクトップPCにAlmaLinuxインストールまで実施。
専用のディスプレイが無いので、リモート操作ができるような環境を整える。
今回は、
・VNCを導入して、リモートデスクトップアクセスできるようにする。
・Cockpit機能を導入して、ブラウザから操作できるようにする。
をやってみようと思う。
1.VNCの導入
まず、VNCをインストール
sudo dnf -y install tigervnc-server
もしFirewalldを有効にしている場合は、VNCサービスを許可する。
sudo firewall-cmd —add-service=vnc-server
sudo firewall-cmd —runtime-to-permanent
vncをSystemd Unitで起動させる。まず、VNCパスワード設定。
vncpasswd
次に、ディスプレイマネージャを設定する。vi ~/.vnc/config を実行し、
以下を追記。
session=gnome
securitytypes=vncauth,tlsvnc
geometry=800x600
vi /etc/tigervnc/vncserver.users を実行し、以下を追記する。
:1=alma
サービス起動。
sudo systemctl enable —now vncserver@:1
これでクライアントからVNCビューワを用いて、<IPアドレス>:1 にて接続すると、Linuxのデスクトップが確認できるはず。
2.Cockpit機能を利用する
CockpitはWebブラウザからサーバの管理操作ができる機能。
インストール時に「サーバー」を選択していると、デフォルトでインストールされている。そのため、サービスを有効にしてやるだけで良い。
sudo systemctl enable —now cockpit.socket
Firewallが稼働している場合は、念のため、許可設定を確認する。
デフォルトで許可設定になっているので、以下のコマンドを実行し、
「cockpit」が表示されていればOK。
sudo firewall-cmd —list-service
リモート操作するPCから「https://<IPアドレス>:9090」にアクセスすれば、ログイン画面が出てくる。
ログインしたら、何かエラー出てる…(汗
3.まとめ
リモート操作できる環境を整えてみた。
サーバとして使用する観点から言えば、コマンドプロンプトやターミナルから、SSH接続して全てコマンドで操作するのが基本だが、コマンドに慣れていない、効率が悪い場合には、Cockpitは選択肢としてアリだろう。