映画:グリーンブック
あらすじ
「グリーンブック」は、実話に基づいたドラマ映画で、1960年代のアメリカ南部を舞台にしています。物語は、黒人のピアニスト、ドクター・ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼のツアー中に運転手兼ボディガードを務める白人のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)との友情を描いています。
ドクター・シャーリーは、差別と偏見が根強い南部でのコンサートツアーを計画しており、ニューヨークのナイトクラブの用心棒だったトニーを雇います。彼らはツアー中に「グリーンブック」という、黒人が利用できる安全な宿泊施設やレストランを案内するガイドブックを頼りに旅を進めます。
以下、ネタバレになります…。
ネタバレ
ドクター・シャーリーとトニーの旅は、困難と対立から始まります。ドクター・シャーリーは厳格で上品な人物であり、トニーとは対照的な性格です。しかし、旅を続けるうちに、二人は互いの人間性を理解し、深い友情を築いていきます。
南部でのコンサートツアーは、ドクター・シャーリーに対する人種差別や偏見と戦う旅でもあります。彼は高級ホテルに泊まれず、レストランでのサービスを拒否されることもあります。トニーは、時には暴力を使ってでもドクター・シャーリーを守ろうとします。これにより、トニーもまた人種差別の現実に直面し、考えを改めるようになります。
旅の終盤、ドクター・シャーリーは人種差別に直面しながらも、観客に感動を与える演奏を続けます。最終的に、二人は強い絆で結ばれ、クリスマスの夜にニューヨークへ戻ります。トニーは家族と再会し、ドクター・シャーリーも彼の家族に迎え入れられます。
「グリーンブック」は、友情、理解、そして人種を超えた絆の力を描いた感動的な物語です。この映画は、第91回アカデミー賞で作品賞を含む複数の賞を受賞しました。
感想
日本では人種差別が程遠いということもあり、どこか怒りを覚える場面がありました。
ですが、生活を通してシャーリーとトニーが仲良くなっていくのを見ていると自分が仲良くしてもらっている友達に会いたいと思えます。