最高にイカすな曲達

イカすな曲。
ただただイカしてカッコいい曲。

すげえ!っていう感情をすり抜けて尚且つカッコいい曲がイカすな曲だと自分自身で定義している。

逆にレディオヘッドとかは全然当てはまらない。レディへ聴くとすげえ!がどうしても来てしまうので・・・

ただ、イカすな曲達ってどうしてそのカッコよさを醸し出せているのか、いまいち説明できないものが多い。でも多分、それがイカすな曲の特徴であり、魅力なのだろう。



Black sabbath / Paranoid

パラノイドがこの世で1番カッコいい曲なんじゃないか、と聴くたびに思っている。
この曲は特に独特のグルーヴ感があると思う。絶妙に誰かが走っているような、時には誰かが遅いような感覚である。また、ボーカルのオジーオズボーンのエコーが強くて、若干後ろノリなのがこの曲特有のグルーヴ感の要因の1つになっているのではないかと思う。

サバスは、1拍の前に膨らみがあったり、後ろに膨らみがあったりするといった感覚である。1小節の中に穴がポツポツと空いている感覚。
また、レッドツェッペリンは1拍の後ろにめっちゃデカい膨らみがあって、1小節がパンパンに敷き詰まっている感覚である。
この時期のハードロックバンドはみんな独特のグルーヴがあるのかもしれないね・・・

あとギターソロは普通にすげえ。

The Strokes / Last Nite

シンプルすぎる。
歌入りの部分では全員バラバラのリズムを刻んで、次のセクションで全員同じリズムを刻むという構図、めっちゃシンプルな考えだけど実はやってるバンドあまりいないんじゃないかと思う。
この全員同じリズムで入る瞬間の気持ちよさ、他のバンドであまり感じたことのない感覚だから、この曲は超シンプルに見せかけて意外と新鮮味がある。

あとストロークスはギターソロで難しいことはしないけど、秀逸なフレーズを弾くので嬉しいね。

ただ、ストロークス、シンプルすぎてカッコよさの説明がつかないものが多すぎる。Hard To Explainとか超カッコいいけど、未だに謎。

Talking Heads / Psycho Killer

多分これ世界で1番カッコいい曲かも。
リフのケツにギター1発入れるのがまあカッコいいこと・・・この1発がどれだけ気持ち良いか・・・音楽の気持ち良さの根源みたいな部分を再確認できる。

個人的にミニマルな音楽の最高到達地点がトーキングヘッズのリメインインライトだと思っているのだが、これまた非常に取っ付きにくい内容なのである。しかし、ファーストアルバムのサイコキラーはヒジョーにポップで聴きやすく、また後のアルバムへの理解にもつながると思うので、是非聴いていただきたいと思う。

Gang Of Four / Damaged Goods

もうあり得ないぐらいアンディギルのカッティングギターがカッコよすぎる。
超ソリッドで生々しい6本の狂ったハガネの振動が脳を突き刺すね〜これ。
多分向井秀徳のギターサウンドの影響元なんじゃないかな〜と思う。
また、ボーカルにエコーもリバーブも掛かってないのがむしろリアリティを増幅させて、鬼気迫るものを感じさせる。

Gang of fourのEntertainment!、ポストパンク界で燦然と輝く名盤なので、是非聴いて頂きたいですね。

Dr.Feelgood / She Does It Right


さっき挙げたアンディギルとかミッシェルのアベフトシに強く影響を与えたバンド。
もうシンプルすぎて、何がカッコ良さを醸し出してるのかもう分からない。単純にギターのカッティングがカッコいいぐらいしか出てこない。

でも、これだけは言えるのだけど、Gang of fourも同じなのだが、ギターと並ぶレベルでボーカルも秀逸でカッコいいという点。結局、楽曲って歌ってクソ重要なんだなと感じる。超カッコいいギター1本だけじゃイカすな曲は成立しないのである。多分。



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