18.レイニーナイター(マッチングアプリ婚活実録記)
この人と2回目のご飯につなげるにはどうしたらいいんだろう…?
好きになれそうだなぁ…と思ったのは、写真が茶目っ気たっぷりですごく楽しそうだったことと、メッセージのやりとりのチャラさがちょうどよかったことから。あと、敬語をおり混ぜながらのコミュニケーションがすごく心地よかった。
マッチングアプリで出会えない人の大半は、【メッセージの距離感が掴めてないから】では?とすら思えてきた。
実際、師匠は顔を写さないプロフ写真だったが、巧みな距離感の詰め方でいろんな女性から告白されていたし、アプリ内で距離感を測れない人が多すぎて、距離感を間違わないメッセージがくると感動すら覚えた。
Twitterの女性婚活垢の愚痴の6割はアプリのメッセージに関することだと思う。ぜひマッチングアプリを活用している男性には参考にしてほしい。
「恋愛はタイミングってね~♪」
メッセージをはじめてからご飯へいくタイミングが、ちょうど緊急事態宣言あけすぐの時期だったので、これは運命では?などと思いながら、着ていく洋服を選んでいた。
1回目のご飯は相手が指定した居酒屋。個室のおしゃれな感じのところだった。ご飯を食べ進めていくと、お相手のいいところがたくさん見えてきた。
・資格勉強を頑張っていること
・営業のお仕事を頑張っていること
・毎朝早起きして仕事をしていること
学歴も申し分なく、「頑張り屋さんなんだなぁ…」と思った。
どの分野でも頑張れる人はすごく尊敬できる。
会話もテンポよく、3時間がすぐに終わった。楽しい時間はあっという間である。この人なら好きになれるかもしれない。
「僕、カラオケが趣味で、次回はカラオケに行きましょう!」
次回があることがすごく嬉しかった。単純に。
自分がいいなと思っている人が、自分のことを前向きに考えてくれている。それだけのことなのに、それがどれだけ難しいか。
毎度の一方通行も、やっと相互通行になれるのかなぁ…
2回目の予定はそこから2週間後。
痩せた身体で初めて服を買いに行き、店員さんと一緒に全身コーデをしていく。少しでも勇気がもらえますように。
ピンクの爪先、長いまつげに「うまくいきますように」と願いを込めてネイルとマツエクも完了。
「今日の私が一番かわいい!!」と自分で暗示をかけ、当日待ち合わせ場所に向かった。