全人類ライブ・ア・ヒーロー!期間限定イベント『サマーナイツ・ラストイリュージョン』をプレイしてくれ。
ライブ・ア・ヒーロー!(通称ラブヒロ)というスマートフォンゲームがある。
以前も私はこのnoteで紹介記事を書いているので暇でしょうがない時にでも読んでください。
読まなくてもわかるように説明すると、
LGBT向け……という名を冠するゲイしかやってないゲームなんですが
同じ合同会社ライフワンダーズから出ている東京放課後サモナーズと比べると割と女性プレイヤーが多めなゲームです。
体感3%が8%になったくらいだけど。
ゲームとしてはコマンドバトルRPGにあたり、シナリオを読み進めながらキャラを育成しバトルをこなすというシンプルなものですが、
必殺技を繰り出すのにViewPowerという観客の盛り上がりゲージを必要とするのが少し変わっている点ですね。
Viewは基本的に敵にダメージを与えると増え、ダメージを受けると減る。
このシステムがこのイベントでめちゃめちゃ重要になります。
(ここから次の節まで読み飛ばしてもらっていいです)
世界観は、宇宙人と地球人が密接に交流するようになった未来、
その物体の『記憶』ごと食べて消してしまうカイブツと戦うヒーローが存在し、
ヒーロー稼業が興行化している世界で、
記憶喪失の主人公がヒーローに変身する力を与える観測者(オブザーバー)として小規模なヒーロー運営会社で奮闘していく、というストーリー。
ちなみにこの『記憶』ごとというのは、
日本の一部の地域が存在ごと消し飛んでいたり、
カイブツが消えた瞬間全ての人間にカイブツが消していた観光名所が復活し
名前や風景の記憶が戻ったりするという意味での『記憶』です。
(戻ってきた?ありがとう……。)
このゲーム、異常に豪華な声優さんはともかく
他はほぼイラストとシナリオにしかお金がかからないので
まあギリギリやっていけるラインをひた走っている放サモと比べ
Live2Dでぬるんぬるんもるんもるんばるんばるん動くモデルがあるため、お金は掛かっているはずなんですが
推定売り上げが芳しくなく、そこらへんをイベントなどの頻度を最低限にするという力業でカバーしている(わけではないと思うがそれくらいやる事がない)ゲームで……。
高難易度クエストはしょっちゅう更新されているのでそこを楽しめばいいんですが、
興味がないと1分かからずに取れるログボを取るだけで毎日のプレイが終わる。そんなゲーム。
そんなラブヒロで先月から開催中のイベント、
『サマーナイツ・ラストイリュージョン』が、
アツすぎる。
マジで良すぎる。
全人類始めてくれ今すぐに(8月8日まで開催中です)
イベントストーリーは既に全話公開中ですが、掻い摘んで書き連ねる(イベント第3話前半までのネタバレがあります)と、
世間から注目され始め、忙しくなってきた主人公たち。貴重な夏休みの行き先を相談していると、
先輩ヒーロー、ライキ(CV:中谷一博)に異星の都市にあるホテルで行われるヒーローショーの依頼を託され、
幼馴染でありあがり症のヒーローであるアカシ(CV:保坂俊行)と共に行くことに。
豪奢な街並みの空気にやられながら、少々古ぼけたホテルに着くと、
ラウンジで一人軽食をつまみながらダルそうにしているホテリエ、ルーディン(CV:小林親弘)を紹介される。
会社から来た連絡を思い出したルーディンが適当に対応する最中、カメラマンのカラスキ(CV:戸板優衣)が姿を見せる。
カラスキの話に違和感を覚えた二人が訊ねると、この依頼は5日後に廃業するホテルの最後の姿を撮影するためのものなのだという。
ちゃらんぽらんな態度のルーディンだが、ホテルの姿をより多くの人へ見てもらいたいというオーナーの気持ちは誰よりもわかっているらしい。
飛び入りで参加したアンナ(CV:戸板優衣)エスペディカ(CV:天野ユウ)レイジ(CV:福西勝也)とカジノで談笑を交わしたあと、二人は主人公の知り合いであり花屋を営む男、ライラック(CV:後藤ヒロキ)と合流する。
花の納品とメンテナンスに来たライラックは、既知の仲であるルーディンの依頼に消極的な態度を示すが、アカシの自分と同じだという言葉に心を打たれ依頼を請ける。
ステージへ向かうと、飛び入りの三人と主人公の渡したアイテムによりスケベすぎる水着に着替えた二人のバトルショーが行われた。
まばらな拍手の中ショーを終えた二人はやはり顔がこわばってしまうという。
そんな中、カラスキはルーディンに問いかけていた。お前は何を残したいのか、と。
考えたこともない、とうそぶくルーディンを、カラスキは笑いながらあしらった。
翌日、カラスキと同じ事務所所属のナリヒト(CV:内匠靖明)とグリゴリー(CV:福山潤)がやってきた。
ヒーローマニアであるナリヒトがルーディンに話しかけると、ルーディンはばつが悪そうに廃業済だとあしらう。
一方ライラックと主人公たちはホテルのことをもっと知りいいステージにしたい、とカラスキへ同行を志願する。
カラスキとホテル内を回るうち、ライラックは何故ホテルの従業員は自然体でいられるのかと問う。するとルーディンは特別な魔法をかけてやる、という。
ルーディンのマジックに一同が歓声の声をあげる。ルーディンは昔、マジシャンとしてステージに立っていたのだという。
ルーディンの言う笑顔のコツに感銘を受けるアカシとライラックをよそに、
ステージに立つ新人たちの緊張を和らげていたんだというルーディンを、カメラ越しに見るカラスキは、苦い顔をしてそういうことか、とそっと呟くのだった。
という感じ。(ルーディンさんのエピソードの顛末はもちろんライラックさんのエピソードやカラスキさんのエピソードもめっちゃいいから読んで❤️)
声優さんをわざわざ表記したのはほら……沼からの手だから……。
ちなみにPUされてないけどアストシス(CV:宮本充)とシデマス(CV:志村知幸)ヤスヒコ(CV:後藤ヒロキ)ネッセン(CV:置鮎龍太郎)とかも出ます。
そして、このイベントで一番見てほしいのは第7話におけるバトル演出です。
このバトルは、ラブヒロで初めての試みであるフェーズ制バトルになっており、
バトル中に表示されるミッションを特定ターン内にクリアする事で進行していきます。
バトルに使うキャラは今回の限定星5の二人とメインヒーローにあたるアカシ(の、過去に限定キャラとして実装された水着バージョン)で固定されており、手持ちのキャラは編成不可能。
バトル開始時に短いやりとりが入ったあと、口上が述べられる。
バトルキャラの動きに合わせて小林親弘のボイスが流れる。
こんな演出やるの!?とビビっているプレイヤーの視界には、
終わりを迎えたホテルで、マジシャンルーディンが最後の幕を上げる姿が映る。
ストーリー上で関わったキャラクターと共に繰り広げるマジックショーが続く中、
観客の盛り上がりに合わせて徐々にテンションの上がるルーディン。
バトルフェーズは最終フェーズに入り、『ルーディンのスキル3を使わせろ』というミッションが出る。
このバトルのルーディンのスキル3(必殺技にあたるスキル)は、Viewを10万稼ぐという破格のもの。
(View10万は確かサービス開始間もない頃に半分耐久ミッションみたいな感じで出たことがあるくらい普通そんな稼がない値です)
更にこのミッションは、敵であるルーディンたちと味方であるアカシたちにダメージが蓄積されており、かつ25000Viewを稼いでいることを必要とする。(推測。発動条件が明らかになってないので)
そして、ルーディンのスキルが発動すると、敵味方、全員のHPが全快する。
最後のミッションは、『味方全員のスキル3を使え』。
このタイミングのViewは、ルーディンのスキルにより味方全員が3回以上撃っても余るほどある状態です。
バトルの締めにもう一度口上が入るのだけれど、ここの演技が本当に響く声をしていて、こちらまでつらくなってしまう。声の力というものを感じる演技になっている。
そして、このバトルは特別なBGMがかかるようになっていて、その曲が
え げ つ な い く ら い 良 い 。
(ちなみにラブヒロのBGMはアイテム交換式なんですが、この曲は7話クリアでもらえます)
イベントのラストとエピローグクエストの内容はこの記事を読んでいるその目で確かめて欲しい。
いやマジで。本当にいいシナリオと演出なんです!!!バトルモデルに合わせてキャラが喋るの、こんなに嬉しいんだ……って思ったし、
それくらい普通じゃない?と思ってる人もあのバトルは実際やってみたら絶対「おお」ってなるはずなんです!!!
ラブヒロはイベントやるだけなら速攻チュートリアル終わるしダルければオートもあるし
5年使ってるGalaxyでも動くし容量も(私の環境だと)2.4GBしか使わないから!!!!!
でも、そんな素晴らしいシナリオを読んだあとに見れる水着ライラックさんのエロさ、
エロゲよりエロいけどな!!!!!!!!
あと、それでもパスはまだ繋がってるって選択肢が単純にめちゃくちゃ好き。
今回のイベント、ツッコミどころも結構あるんですが夢とは何かという点をひたすら描いていて、読みながら泣きじゃくるくらい号泣して一気にこのエントリを書いてしまいました。プレイしてくれ〜。一週間あれば余裕だから〜。頼む〜!