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【シティリーグ2024/S2全勝優勝】赤ロスギラ/チオンジェンex解説【ポケカ】


1.自己紹介

初めてnoteを執筆します、しげしげです。

普段はパズドラ攻略動画を制作してYouTubeに投稿したり、多様な案件をこなしているいわゆる名ばかりインフルエンサーです。無職です。

ポケカとの出逢いは拡張パック「フュージョンアーツ」がたまたま発売日にコンビニで買えたところからです。当初はコレクションして楽しんでいましたが、なんやかんやあって昨シーズン後半(2023/S3-S4)よりプレイヤーとして本腰を入れて取り組み始めました。

そしてこの度『シティリーグ2024/シーズン2』で念願の全勝優勝を成し遂げることができたので、自身の思考の言語化の練習兼備忘録として書き綴っていこうと思います。

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2.デッキレシピと解説

「赤ロスギラ/チオンジェンex」

出回っているテンプレ構築(※)から数枚変更した、一見不安な構築で臨みました。
(※「水エネルギー」や「かがやくゲッコウガ」等が入っている構築)

ゲームテンポが加速傾向にある直近の環境を見たときに「元々捲り力のあるデッキをさらに特化させたら強いのでは」と閃いたのが始まりです。

「基本炎エネルギー」を2枚搭載し、「基本草エネルギー」も一般的な3枚搭載から4枚搭載に変更しています。また、捲るための立ち回りを行なっていく関係上サイド落ちは割り切れないので「バトルVIPパス」を削って「ヒスイのヘビーボール」も搭載しています。

サイドを取られることで必要エネルギー数が減る「かがやくリザードン」
サイドを取られることでベンチ狙撃打点が上がる「チオンジェンex」

上記2体は役割としての相性も面白く「基本水エネルギー」が数ターン見えなかったり「かがやくリザードン」が見えたタイミングで相手は「マナフィ」を置く選択がほぼなくなります。
その状況で「チオンジェンex」の奇襲が輝きます。


3.立ち回り

サイドを2枚先行されてからがスタートですので、序盤はこれまで以上に強気に「ギラティナV」で「アビスシーク」を宣言していいですし「かがやくゲッコウガ」をケアせずに「キュワワー」も複数置き、複数回「はなえらび」してロストをなるべく溜めてください。

捲りプランとしては、返しのターンで「かがやくリザードン」に「ミラージュゲート」を絡めて3エネ貼って起動させ、前に出ていたアタッカー(「勇気のお守り」がついているなどでHPが250以上であれば「カウンターキャッチャー」で次のアタッカー)を倒してサイドを2枚取り返します。

「かがやくリザードン」はほとんどのデッキで無視できないので、どこかしらのタイミングで倒しにくるかと思うのですが、例えば「テツノカイナex」の「ごっつあんプリファイ」では打点が足りないなど、残りサイドを奇数にしてくれることに一役買ってくれます。

そこで、「頂への雪道」を絡めて「ツツジ」を使うことによって「ギラティナVSTAR」を準備できたり「チオンジェンex」でのシステムポケモンへの狙撃が安全に行えるというわけです。

「頂への雪道」が別のスタジアムに上書きされるならば「すごいつりざお」から「ネストボール」で倒された「かがやくリザードン」を持ってくることによって再度250打点の圧をかけることもできます。

※ただし、上記の2体は「逃げるエネルギー」が重いので「ボスの指令」で縛られないように注意しましょう。「いれかえカート」も「ジェットエネルギー」も3枚ずつ搭載しているとはいえ、不用意にベンチに置かないように心がけてプレイしましょう。


4.当日のマッチングとプレイング

全勝できたものの、具体的な試合内容まで覚えている余裕がなかったので心がけていた基本的なプレイを主軸に共有させていただきます。

予選1戦目 ピジョット型リザードンex

基本的にはサイドを先行せず(※)「ギラティナV」の「アビスシーク」等を使い、ロストを最速で溜めていきます。サイドを取らなければ「リザードンex」の攻撃は1発受けれるので、極論「アビスシーク」は同じ「ギラティナV」で2回使えます。
(※もちろん「ヒトカゲ」単置きであれば「ウッウ」で狙いに行きます)

最近の「リザードンex」デッキは「ロトムV」が入っている型が多いので、「かがやくリザードン」での攻撃もしくは「チオンジェンex」での狙撃でフィニッシュすることも可能です。

※テラスタルポケモンにはベンチ狙撃が効かないので要注意。

書いてあること全部強い…


予選2戦目 LOカビゴン

この対面は完全に専用の立ち回りです。
「ギラティナV」の「ひきさく」がメインの攻撃手段となるので、「ギラティナV」しか出したくありませんが「キュワワー」は保険で1体出しておき、呼び出されても返しで「はなえらび」を使い、少しずつ山を進めておくと良いです。

「ロトムV」や「ピジョットV」が「ボスの指令」で倒せると楽になるので、間違ってもロスト送りにしないように。入れ替え札各種も同様です。

また、「ロトムV」を止めようと「頂への雪道」を置きすぎると「シンオウ神殿」で上書きされた時に「ジェットエネルギー」が止められてしまうので要注意。

出番が増えて急に高騰した「ロトムV」


予選3戦目 ピジョット型リザードンex

1戦目同様の立ち回りとなりますが、お互いのサイドが残り2-2の状況で「リザードンex」が複数立ち並んでいる盤面と「ギラティナVSTAR」が立っていない盤面という劣勢の状況となってしまいました。残すアタッカーは「かがやくリザードン」だけでしたが「カウンターキャッチャー」での「ロトムV」縛りが1ターン通ったため、次のターンで準備して勝つことができました。
今回のシティリーグ通して一番危なかったです。
「ピジョット型リザードンexデッキ」強い。


予選4戦目 アロコンヒスイゾロアークVSTAR

「クレッフィ」が入っていたので「キュワワー」や「ウッウ」の特性が止まってしまいましたが、「ギラティナV」の「アビスシーク」があまりにも強かったです。
順当に、打点の高い「ヒスイゾロアークVSTAR」を倒して勝利。

余談ではありますが、「ロストバレットデッキ」で似たようなコンセプトで組めばいいのに、なぜ「ロストギラティナVSTARデッキ」をベースに調整したのかというと、この「アビスシーク」が強すぎるからという理由があります。

序盤事故っても使えればなんとかなる「アビスシーク」


予選最終戦 れんげきインテウーラオスVMAX

基本的には「キュワワー」等の低HPは1体置きで「ギラティナV」メインで戦っていきたかったのですが、序盤の動きが悪く「ギラティナV」が置けず「アクロマの実験」も引けずという苦しい状況でした。

「キュワワー」を3体置いて強引に回し始め「カウンターキャッチャー」が引けたタイミングで「イキリンコex」を縛り、次のターンで「ウッウ」を立てて「ボスの指令」で「オクタン」を倒して「頂への雪道」を置いてペースを奪いました。

ペースを握ってからは「ギラティナVSTAR」が立てられたので、VMAXに対して「スターレクイエム」を使い、後続がなくなりお相手投了で予選全勝1位通過です。

頑張ってはいたけど本当にこんな日が来るとは


トナメ初戦 ピオニー型ミライドンex

後攻を選択する「ピオニー型ミライドンexデッキ」は「たねポケモン」を各種展開してから「ピオニー」等で「エレキジェネレーター」を持ってきて、手貼りと合わせて「テツノカイナex」または「ミライドンex」を後攻1ターン目で起動させ、ほぼ確実に1ターン目にサイドを2枚先行してくるというアグロタイプのデッキとなります。

そこで、先ほど解説した動きが綺麗に刺さっていきます。

捲りプランとしては、返しのターンで「かがやくリザードン」に「ミラージュゲート」を絡めて3エネ貼って起動させ、前に出ていたアタッカー(「勇気のお守り」がついているなどでHPが250以上であれば「カウンターキャッチャー」で次のアタッカー)を倒してサイドを2枚取り返します。

3.立ち回りより

なので先攻のこちらは「テツノカイナex」の「ごっつあんプリファイ」にビビらず「キュワワー」3体を「ジェットエネルギー」等で回してロストを溜め「アクロマの実験」も抱えておく必要性があります。ハードルが一定高いとはいえ、逆にいうとそれくらいこの「ピオニー型ミライドンexデッキ」は凶悪なのです。

2-2-2の最速負けプランを崩した後は「ライチュウV」や「ミュウex」を倒し、こちらの「ギラティナVSTAR」が一撃でやられない状況を作ります。

「すごいつりざお」から「ネストボール」でもう一度「かがやくリザードン」を立てるプランもありですし、さらには相手のサイド数が残り3枚になっているかと思うので「ツツジ」で乱すプランも使えます。

※「かがやくリザードン」で攻める時は「雪道ツツジ」しないように!!!

サイドが4枚取られた後は「チオンジェンex」を立てれば240打点で狙撃もできますし、割とやりたい放題で気付いたらペースを握り返せているかと思います。


準決勝 れんげきインテウーラオスVMAX

予選最終戦の方との再戦でした。
今回は「キュワワー」を1体に絞って「ギラティナV」を複数置き、「アビスシーク」や「アクロマの実験」まで使えたので順調な立ち上がりでした。

繰り返しにはなりますが、相手が動きたい状況で「オクタン」を倒し「頂への雪道」を絡めて妨害すればペースを握れるので、VMAXを狙って「スターレクイエム」を準備します。VMAXが立った後の「チャーレムV」を絡めた動きは脅威ですが、そこに辿り着かせないプレイングで抑え込みましょう。

決勝 ロストギラティナVSTAR

全勝対決となりました。お相手もロストギラティナ。
この構築の真価を見せる時がきた!と意気込んでシャッフルしたのに初手たねポケモンなし。。。

なんとかマリガン1回に抑えて始まった決勝戦でしたが、初手は「ウッウ」でたね切れの危機。「ヒスイのヘビーボール」をトップで引いたので使用しますが、拾ってこれたのは「ヤミラミ」で、正直終わったと思いました。

とりあえずたね切れしないようにベンチに「ヤミラミ」を置き、エネルギーを貼って番を返しますが、お相手は「バトルVIPパス」を使用して「かがやくゲッコウガ」等を置き「かくしふだ」。もちろん「ギラティナV」の「アビスシーク」にも辿り着き、正直終わったと思いました。

先攻2ターン目で「アクロマの実験」を引き当てますが、展開には繋がらず「ウッウ」を逃して「ヤミラミ」で「ギラティナV」に「ひっかく」エンド。
正直終わったと思いました。

その後は「ボスの指令」でエネルギーの付いていない「ギラティナV」を呼び、エネルギーを散らさせながらやっと置けた「キュワワー」で少しずつロストを溜めていきます。

あまりにも小物しか出していなかったので、途中からお相手は「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」の準備を始めます。お相手も途中から「アクロマの実験」が引けずにロストが思うように溜めれずにいたことからか、こちらが「ギラティナV」と同時に「チオンジェンex」を置けた場面でも小物を2体倒してサイドを進めてくれました。このターンの攻撃によって、サイド枚数残り3枚を踏んでくれたので次ターンでこちらは最強の捲り札「ツツジ」を使用します。

「ツツジ」使用後はトップ解決以外正直ない状況だったと思います。

エネルギーを散らさせたことによって、攻撃の準備が完了していない「ギラティナV/VSTAR」が並んでいました。手札アドバンテージが取れている上、こちらはあと2-2で倒す考えだったので、お相手が小物を盾にする中で攻撃の準備を整えます。

「チオンジェンex」の「むさぼるつた」を嫌って「ボスの指令」が引けたタイミングで潰されはしましたが、こちらの盤面には準備の完了した「ギラティナVSTAR」が2体。お相手の「ギラティナVSTAR」を順番に倒し、大逆転勝利。

念願の、優勝です。


5.最後に

ゲームテンポが加速傾向にある直近の環境を見たときに「元々捲り力のあるデッキをさらに特化させたら強いのでは」と閃いたのが始まりです。

2.デッキレシピと解説より

もちろん運要素も加味しての結果なので得意気に語るつもりはありませんが、このnoteを通じてデッキのテンプレ構築に疑問を抱いてみてください。

テンプレ構築は偉大だというのを十分承知した上でのご提案です。

ー今握っているデッキの構築は本当に環境にフィットしているのか?
ー強い人が握っているから組んだだけの構築ではないのか?

そこを疑って紐解いていくことが、パズドラ攻略で培った僕の戦い方でした。

こんなの語り出したらキリがないので、練習会や自主大会や飲み会ぜひ誘ってください。たくさん飲みます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

1年頑張って掴んだ初優勝

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