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2015年のロシアのカレンダー

ロシアの友人から頂いた来年のカレンダーを紹介します。表紙写真は、カレリア自治共和国のヴォクサ川の畔にある聖アンドレイ教会。この地はサンクトペテルブルブの北90kmと意外に近い。カレリア自治共和国は、西はフィンランドと国境を接し、東は白海に面する。1991年のソビエト連邦崩壊後もロシアに残った自治共和国の一つである。かつてのソビエト連邦には15の共和国とカレリア自治共和国があった。民族の広場の噴水の周りには16の黄金の女性像がありカレリア自治共和国も含まれている。カレリア自治共和国は共和国であった時代(1940-1956)もあった。
今回のカレンダーのテーマ写真「ロシアの風景」にはカレリア自治共和国(森と湖が美しい)の写真:ラドガ湖(4月)、キヴァチ滝(5月)、聖アンドレイ教会(7月)など3つが選ばれている。
アルタイ共和国の写真も3つ掲載されている(6月、8月、12月)。12月のアルタイ共和国の写真は、不思議な青い色をしているゲイゼル湖だ。
そのほかの地域の写真は、教会:ヤロスラブリ州:モスクワの北250km(2月)、エカテリーナ公園:サンクトペテルブルグ(9月)、シベリアの秋(10月)、カムチャッカの自然(11月)などである。

クリスマスの時期になると、毎年、ロシアの友人から来年のカレンダーが郵送されてきます。40年以上続き友情に感謝しています。これまでに、ロシアの寺院、色々な地域、自然などの様々なテーマ写真のカレンダーが貯まっています。ロシアからの郵便物はいつもと変わらずに日本に届いていますが、日本からロシアへ送る郵便局の窓口は閉ざされて4年は経過しています。初めはコロナ流行のためというのがその理由でしたが、現在の理由は明示されていません。現在、EMS便はおろか航空便も船便もすべて閉ざされており、日本からロシアへの郵送の手段がありません。2020年は、船便だけ残されていたので、船便(モスクワ到着が夏になりました)で送ったことがあります。その後の4年間(2021~2014年)は、日本からロシアへの郵便物は、船便も含めてすべての手段が閉ざされています。この状態はおかしくないですか。日本が戦時下にあるわけではないし、いつの時代も情報の鎖国化は望みません。
今年も残り1週間を切りました。武器援助で戦争を長引かせてきたバイデン政権が終わり、来年20日にはトランプ新政権がスタートします。ロシア・ウクライナ戦争の即刻停戦と平和の訪れを期待します。

1991年のソ連邦崩壊で、ソ連邦を構成していた16の共和国は、色々な選択をしました。(16の共和国については以下のnote参照)

ソ連邦の中の共和国のままで残ったものもあります。独立した共和国になったものもあります。共和国として独立の道を選んだが、その中の一部の地域の人たちはロシアに残ろうとしたものもあります。
これらの中に紛争の種が燻っていたことが、以下の著書でよく理解することができます:
ウクライナ動乱-ソ連解体から露ウ戦争まで-;松里公考著;ちくま新書

私は、ソビエト革命からソ連時代のウクライナで活躍した科学者について興味がありましたので、以下のnoteに記録しておきました:


 

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