繰り返し模様p3m1とp31m
■第14のクラスは,国際記号でp3m1,ロシア式記号で(a/a):m・3と記述します.対称性3・mの図形を60°で交差する等価な2つの軸(a/a)に沿って並進させて得られますが,鏡映面(赤色)の入り方が,並進軸(青色)に直交している.
非対称要素(黄色)が6個で単位胞を埋める.
■第15のクラスは,国際記号でp31m,ロシア式記号で(a/a)・m・3と記述します.並進の格子は(a/a)で同じですが,鏡映面の入り方が,並進軸方向に平行である.(注意)多くの書物で,p3m1とp31mを取り違えているのを見かける.
上の図で鏡映面は格子に重なっている.非対称要素(黄色)が6つで単位胞を埋めている.
■この両者の区別は多くの書物で混乱がみられます.分かりにくいので,もう少し詳しく説明を加えましょう:
美しい幾何学,p.100,p.110より引用
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