![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60146391/rectangle_large_type_2_7e0fd4d105480ba0217ed8d71b1a901e.jpg?width=1200)
ナポレオンの定理,平面タイリングおよび平行n多角形
グリゴリイ・メルゾン,«Квантик» №12, 2020より
絵:マリヤ・ウセイノバ
ナポレオンの定理:任意の三角形の各辺の外側に構築された正三角形の中心は,正三角形を形成する.
テボの定理:任意の平行四辺形の各辺の外側に構築された正方形の中心は,正方形を形成する.この定理はナポレオンの定理の拡張のようなもの.
以下のように,平面タイル張りした図をじっと見ていると,これらの定理が成り立つことが理解できます.
平行5角形とは,各対角線が対応する(反対側の)辺に平行であるような5角形のことです.
さて,そのような平行n角形に対して,ナポレオンの定理もテボの定理も,一般化できます.
一般化されたナポレオンの定理:任意の平行n角形の各辺の外側に構築された正n角形の中心は,正n角形を形成します.
平行5角形について,これが成立することを確かめてください.