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キクイモの一年

■9月末になって急に涼しくなって来ました.私の育てているキクイモの花が咲きました.キクイモの背丈は私より高いので,自然の眺めでは花を下から見るようになります.

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■キクイモは春に種芋を埋めて,夏に背丈以上の大きさに育ちます.花は9月末の今頃咲いて,イモを掘り出して食べるのは11月になってからです.
赤キクイモと白キクイモの2種類があります.

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5月頃は上の写真のような草でしたが,夏には私の背丈を超しました.手抜き栽培の自然任せで,支柱を立てたりしませんから.昨年は秋の台風で花が咲く前に倒れてしまいました.しかし,今年はなんとかキクイモの花を見ることができました.収穫は11月半ばを予定しています.

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私は,キクイモチップスのほのかな甘みと,サクサクした触感が好きです.

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https://agripick.com/1506

■私の育てているキクイモのルーツは,愛娘x2さんからのものです.愛娘x2のブログは,https://plaza.rakuten.co.jp/manamusume2/diary/202009130000/
にありますので,ぜひご訪問ください.愛娘x2さんたちは,自然農法の研究と実践をされています.3年前に,横着で何もしない私でも育てられるキクイモを下さいました.キクイモは大変強くどんなに貧弱な土でも育ち,害虫にも強く,水やりや除草などせずほったらかしでどんどん育ちます.チェルノブィリで栽培されてセシウムを含まないものがとれたと聞きます.

アメリカ大陸北東部原産の菊芋(キクイモ)は,北米インディアンによって昔から食料として食べられてきましたが,1600年代にヨーロッパ各地へ伝えられた後,日本に伝わりました.幕末から明治の初め頃,主に飼料用作物として広められました.(wikiより)

1772年にヨーロッパに起こった飢饉の時にも,厳しい環境でも育つキクイモは栄養源として役立ちました.ロシアのエカテリーナが飢饉のときにキクイモの栽培を奨励し,貴族に食べさせる映画の場面を想い出した方もおありでしょう.キクイモは不味いものではありません.私は美味しいと思います.
ヨーロッパでは,キクイモ(Artichokesといいます)のレシピはいろいろあり普及しているようです.第二次世界大戦中には,配給カードがなくても購入することができた食物だったそうです.

■キクイモの主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維で,生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれます.デンプンはほとんど含まれません.(wikiより引用) 11月になると,キクイモが売られているのを昨年ぐらいから見かけるようになり健康食品として流行のようです.
イヌリンは,天然のインシュリンといわれ,血糖値を上げることがありません.

キクイモ料理のレシピは以下をご参考ください.
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1180006505/




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