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空振りデジタルstay with me

0はいつでも主役だった。
大晦日、誕生日、罰ゲーム・・・。
みんなその時が待ち遠しくて仕方がない。
「3、2、1、0! ワーイ!」
人々が大きな声をそろえて自分の名を呼んでくれる。その瞬間が0自身も大好きだった。
そんな0にも気になる存在がいた。1だ。
いつもそばにいるので、嫌でも意識してしまう。0の直前には、顔を向かい合わせて優しく微笑みかけてくれる。
そして0には自分ではどうすることもできないとわかっていることが一つあった。カウントアップだ。0はカウントダウンの世界では、主役。みんなの希望の光。でも、カウントアップの世界では1が主役。いつだって素敵が始まるファンファーレ。0から数え始める人なんていない。本当は0からじゃないと一秒短く数えてるのに誰も気がついてはくれない。どこまで数えるかわからなかったとしても1だけは、最初の1だけは必ずみんなが数える人気者。友達ができた時も1。いない時は「1人もいない」と言って0人とは言わないと思う。かくれんぼも1。子どもだって「10数えて!」と言われたら「ぃ1、にーい、さーん…」と誰に教わるわけでもなく数え出す。音楽もダンスもカウントは123。0はそこにはいなかった。
1と仲良くしたいとか、1が嫌いとかそういうことじゃない。「私は私、貴方は貴方。」ただそれだけ。別々の世界で生きているかと言われたら、そうでもなくて、近くて遠い大事な数(ひと)・・・

“To you… yes my love to you…”
”stay with me… 真夜中のドアをたたき 帰らないでと泣いた あの季節が今目の前”
“stay with me…  口ぐせを言いながら 二人の瞬間を抱いて まだ忘れず大事にしていた”

2023/11/22 2:19 youtube「真夜中のドア〜stay with me」松原みき official lyric video

みたいな感じのネタを作って事務所で川原さんと金沢さんに見せたら、分からんでもないし着眼点はいいからもうちょい考えてみってなった。
作ってる時は楽しいけど伝えんのはむずい。
天竺鼠さんとかキュウさんとか好きなんじゃないかな?って教えていただいたので帰って観てみたらものすごい好きでした。
もっとみてみようみてみよう。

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