「第2回SGDメンバーミーティングin神戸」#1 弓削牧場・神戸市立森林植物園 視察レポート 2023年11月28日(火)
弓削牧場・神戸市立森林植物園 視察レポート
「都市の中のみどりについて考える」
このたび、SOCIAL GREEN DESIGN(以下SGD) メンバーの皆さんを対象とする、第2回メンバーミーティングを神戸市を舞台に1泊2日で行いました。今回の視察ツアーの内容を全3投稿に分けて振り返ります。
1日目にご参加いただいたSGDメンバーの方々は以下の12名です。
一般社団法人 ウィーアーワン:佐藤尚美
株式会社 グッドツーガーデン:柴田進矢
株式会社 高岡建材:高岡洋輔
suzume:西田有輝
株式会社フォルク:三島由樹, 上野山波粋, 中田朱音, Kove Janeski
株式会社ユニマットリック:谷岡昭一, 佐藤久子, 池田祥子, 市川美紗
※会社名五十音順・敬称略
待ちに待った神戸市でのメンバーミーティング、1日目(2023/11/28)は 弓削牧場・神戸市立森林植物園を巡ってまいりました。
1箇所目は、39年前に西日本で初めて個人酪農家としてチーズ作りを始め、現在ではバイオガスの生成や、生成後にできる消化液肥を使った野菜やハーブの栽培など、牧場内での資源循環の率先した取り組みを行っている弓削牧場にお邪魔しました。
牧場長の弓削忠生さん、奥様の和子さんが牧場内を案内してくださいました。長年この弓削牧場を切り盛りしてきた相性ぴったりのお二人にご説明いただく贅沢なツアーとなりました。
牧場のロゴマークとなっている子供たちのイラストは、奥様の弓削和子さんが描かれたもので、39年前に当時まだ小さかったお3人のお子様をモチーフにした絵だそうです。
そのお子様方が今ではチーズ作りやレストランのメニュー開発をしていらっしゃるとのことで、ご家族皆さんの牧場への愛が感じられました。
牧場内では牛たちがストレスなく自由に過ごせるように考えられているとのこと。牛にとってのハッピーのため、山に放牧するそうです。
こうしてのびのびと過ごす牛たちは、24時間自動搾乳システムによって自分の意思で好きな時に搾乳することができるようになっています。
ランチは弓削牧場内のチーズハウス「ヤルゴイ」にて創作チーズメニューを頂きました。
ホエイを使ったホエイシチューや、場内で育ったハーブと野菜を使ったサラダ、牧場名物のフロマージュ・フレを入れて焼き上げたフロマージュ・シフォンケーキなど、ひとつひとつチーズの旨みや香りを味わいながら楽しむことができました。
ランチの後は、バイオガス製造の様子と、その過程でできた堆肥を使った野菜の栽培を見学させていただきました。
先ほどランチでいただいた野菜たちは、ハウスにて育てられた新鮮なものです。
好きなものをちぎって食べてみてください。と和子さん。どの葉っぱも香りがとてもよく、メンバーの皆さんもワクワクしながらいろんな葉っぱを摘んでいました。
牧場の運営に必要なものを少しずつ自分たちで作り続け、今では牧場内だけで循環可能な酪農ができています。
都市部にすぐ近くの場所でこのような試みを見ることができてとても勉強になりました。
2箇所目は、神戸市立森林植物園に伺いました。
広大な植物園の中、自由時間をとりメンバーそれぞれで好みの植栽を探し散策してきました。
園内はちょうど紅葉の樹木でいっぱいで、特に一面のドウダンツツジの紅葉は圧巻の光景でした。自然樹形のドウダンツツジは庭園などでは見られないほど大きく成長し、のびのびとした姿が美しいです。
造園業のメンバーの方にさまざまな樹木の名前や特徴について教えていただきながらみんなで探索させていただきました。自然の中で葉っぱを触ったり、匂いを嗅いだりして体験することでより楽しく学べました。
1日の締めくくりは、参加者みんなで懇親会をかねて夕食をいただきました。
三宮で人気の味香苑さん。羊肉串をいただいて、明日の視察に向けてのパワーチャージです。
視察での感想や、お互いの仕事に関する意見交換など、美味しい食事とともに1日の締めくくりとなりました!
次回は2日目の視察の様子(前編)のレポートをお届けします。
2日目も見どころたくさんの熱い1日となりました。お楽しみに!
テキスト:中田朱音(株式会社フォルク)
写真:上野山波粋(株式会社フォルク)
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