「アクティブリスニング」が「積極的傾聴」と訳されるワケ
NLPの最大の意図は「コミュニケーションの可能性を拓く」ことであり、「ありのままの自分を知ること」です。
「ありのままの自分」とは「本来のポジティブ」であり、元々持っている魅力を最大限に発揮し、より成長して魅力を育てていくという意味です。
「コアの価値観」とも言え、コアの価値観の源泉は「アクティブリスニング」(傾聴)です。
原則が3つあり、次のとおりです。
(1)「相手の」フィールドに入る
自分のフィールドに相手を入れるテクニックではありません。
(2)「相手の」モノの観方を尊重する
受け入れる必要はありませんが、受け取る必要があります。
(3)「相手の」中心と関わる
相手の反応は自分が創り出しているのであり、本質は誰もが持っています。
本質を引き出すことが大切です。
「アクティブリスニング」(傾聴)で大切なことがあり、「相手が」質問に答えることにより「行動変容」が起こること、と言えます。
つまり「必要なリソース(答え)は既に持っているということです。
「アクティブリスニング」は、「積極的傾聴」と訳される場合があります。
会話(コミュニケーション)により、話し手が自ら問題解決するためのサポートを行う「訊き方・聴き方」と言えます。
積極的に訊き(質問し)積極的に聴く(コミュニケーションの目的を意識する)ことが必要になります。
そのために、次のことを常に意識することが大切です。
①自分の感情や意見を主張しない
→「相手」が主役です。
②結論付けをしない
→話し手自身が問題の本質を理解し、解決していくために行うものであり、「相手」から要望がない限り、結論付けはしません。
この記事では、漢字を使い分けています。
意図は次のとおりです。
「聞く」:音や声が耳に入ってくる状態
「聴く」:相手を理解しようとするために耳を主体的に傾ける
「訊く」:尋ねる、質問する(「訊こえる」ことはありません。)
積極的に訊き(質問し)積極的に聴く(コミュニケーションの目的を意識する)ことは「一緒にいる」と言えます。
「一緒にいる」ために必要なことは次のとおりです。
(1)アイコンタクト:非言語のコミュニケーション(視線)
(2)ウェルカムな態度:非言語のコミュニケーション(姿勢や仕草)
(3)自分ごととしてとらえる:主体的に「相手」を理解しようとする
アクティブリスニングにもステップがあり、「11のステップ」と呼ばれています。