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コンフォートゾーン(快適ゾーン・安全領域)~その5~
釜ゆでのカエル(ゆでガエル理論)
「釜ゆでのカエル」は、環境の変化に対応する事の重要性、困難性を指摘するために用いられる寓話のひとつです。
科学上の実験結果であるかのように語られていますが、事実ではありません。
このような内容です。
①カエルを使ったある科学実験で、生きているカエルを水の入った水槽に入れて、その水を徐々に熱していくというものがあった。
②問題は「カエルが、どんどん温度が上がっていくという危険を察知し、驚いて水槽から飛び出し命拾いをするのはいつか」ということであった。
③温度は徐々に熱くなった、少しずつ少しずつ熱くなっていった。
④あまりにも(温度上昇が感じられないほど)少しずつ熱を加えられたため、カエルたちはそれに氣づかなかった。
⑤逃げようと試みることもなく、カエルたちは釜ゆでにされて死んでしまった。
⑥つまり、温度の上昇があまりにもゆっくりだったために、カエルは同じ水温のように感じてそれに「慣れて」しまったのである。
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環境の変化は止められない
自分が変化して行かざるを得ない
という寓話になっています。
極端なことを言えば、
コンフォートゾーン(快適ゾーン・安全領域)に居続けるとゆでガエルになりますよ
ということになります。
なぜにゆでガエル理論が存在するのかを考えてみると、次の2つのことに警笛を鳴らしていると思います。
①現状維持機能(現状維持バイアス)への警告
新しいことへの抵抗や、過去の成功体験への固執
②大事なことを後回しにすることへの警告
重要事項を先延ばしにした結果、取返しのつかないことになる
言葉で表現するのは簡単ですが・・・
間違った方向であっても、一歩を踏み出すということは、その場にとどまっていることよりもはるかに良いことです。
もし方向が間違っていたとしたら、方向を修正すればいいだけの話なのですから。