人の意識が変わって行動や習慣が変わる「行動変容の5つの段階」
「行動変容」とは、人の意識が変わって行動や習慣が変わる意味の言葉で、5つの段階があります。
「コーチングを学ぶ」ことを例にします。
第1段階:「無関心期」行動を行おうとはしない。(行動を変えたいとは思っていない。)
コーチングを学んだほうが良いことに氣づいていない
以前にコーチングを学び挫折した経験があり、再度学びたいと思っていない
→この状態の人に無理矢理させても長続きしない
第2段階:「関心期」行動することに関心はあるが、実行する段階にない。
コーチングを学んだほうが良いことに氣づいてはいる
コーチングを学ぶことに何らかの抵抗があり、迷っている状態
→興味は持っているが、何も実行していない
第3段階:「準備期」行動を実践する用意ができている。
コーチングを学ぶことを決めている
誰から学ぶかなど、情報を集めている
→具体的な準備を進めている
第4段階:「実行期」行動を実際に行っている。
コーチングを実際に学び始めている
学び始めたものの、持続できるかどうかに迷いがある
→既に行動している
第5段階:「維持期」行動を継続している。
コーチングを学ぶことを習慣化している
自主的に持続している
→行動をし始めてから一定期間が経過し、習慣化できている
行動変容は、自然に次の段階に行くわけではありません。
自主的に次の段階に行くか、他者からのアプローチにより変容させる必要があります。
どのようなアプローチが必要かを記載します。
第1段階:「無関心期」
→行動することのメリット、行動しないことのデメリットを認識してもらうアプローチが必要です。
第2段階:「関心期」
→行動することへの不安を取り除くアプローチが必要です。
第3段階:「準備期」
→どのようにすれば実行できるのかを決めることのできる(私ならできるという確信を持つための)アプローチが必要です。
第4段階:「実行期」
→継続に対して称賛を送るなどのサポートが必要です。
第5段階:「維持期」
→コミュニティを作って他の段階の人のサポートをしてもらうなど、一緒に活動するためのサポートが必要です。
それぞれの段階には特徴があります。
関わる人が今どの段階なのかを認識することが第一歩となります。