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地頭力を鍛え”問題解決力”を高めるフェルミ推定とは
趣味(?)みたいなものではありますが、「フェルミ推定」をよく使います。
「フェルミ推定」という言葉だけを聞くと、何のこと?ってなるかもしれませんが、結構多くの方が使っていると思います。
実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算すること。
ってことですが、
居酒屋に行って、
この居酒屋どれくらいの売上げなのだろうか?
を勝手に計算したりします。
もちろん、答え合わせしてくれるところはほぼないので、概算になりますが結構楽しめます。
ここでは、単純に概算してみます。
居酒屋の売上げ(1か月)
=①席数×②回転数×③1回転当たりの席稼働率×④客単価×⑤営業日数
【わかっている事実(手掛かり)】
席数:30席
営業時間:17:00~24:00(420分)
居酒屋の形態:ビジネスパーソンが主体(個客)
居酒屋の場所:駅近
定休日:毎週日曜日(週1回定休)=25日
まず・・・
自分が店に入って、じっくり眺めます。
今どれくらい席が埋まっているか?(半分くらい)
→1回転当たりの席稼働率は50%くらいかな?メニューをガン見して客単価を推測する
→客単価は3,000円くらいかな?滞在時間はどれくらいかな?
→2時間くらいとすると、3回転できるかな?
居酒屋の売上げ(1か月)
=①席数:30席×②回転数:3回転×③1回転当たりの席稼働率:50%×④客単価:3,000円×⑤営業日数:25日
=約330万円
もっと細かく設定することもできますが(土曜日は会社休みなのでその分考慮するとか)あまり細かくし過ぎると乖離が起こりやすくなります。
また、あまりにかけ離れた推測をすると使えない数値になります。
先ほどの居酒屋で言えば・・・
回転数10回転とかあり得ない
客単価10,000円ってメニュー構成からしてないよね
という推測です。
コンビニもフェルミ推定を使っており、出店するのかしないのかなどの(設定は細かくしているはずですが)判断材料にしているはずです。
コンビニの1日の売上
=①コンビニの周りに住むまたは働く人の数×②コンビニの利用頻度(週)×③1回当たりの利用金額÷7日
①1,000人
②7回
③500円
と推測すると、
コンビニの1日の売上=1,000人×7回×500円÷7=50万円
となります。
何かを新たにする場合
最初は全く数値が不明
なのでフェルミ推定使って
推測してみる
ということが必要で、頑張ればなんとかなるのも必要ですが、
どれくらいの数値になるのか?
を予測してみることも大切です。
定性:数値化できづらい
定量:数値化できる
目標を設定する際にも同じ
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フェルミ推定、使える場面があると思います。
定性(数値化しづらい)である理念などを、定量(数値化できる)化=目標化する際に、市場規模とか成約数の推測が必要となった場合、出番があるかもしれません。