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【オフレコ対談】 再び勝手にM&A

(本日はいつものT氏とA氏に加え、ゲスト3名GA氏、GB氏、GC氏も参加)

A:今日のテーマは再び勝手にM&Aです。TOBやMBOなどが想定される会社を自由に列挙する企画です。
(以下に記載の時価総額はいずれも2025年1月17日時点です)

GA:私はまず弁護士ドットコム(6027)を挙げます。東証グロース市場に上場で510億円。メガバンクによる買収を想定します。もう1社は半導体シリコンウエハー専業メーカーのSUMCO(3436)。東証プライム市場に上場で時価総額はわずか3,962億円。買い手としてはPEファンドあるいは半導体分野を強化したい同業他社、あるいはその周辺企業を想定します。

A:SUMCOに関して、信越化学工業(4063)によるTOBはどう思いますか。

GA:それはありそうで、実際にはないのではないかと思います。

GB:次は私。まず東証プライム市場に上場で時価総額は536億円のユーグレナ(2931)です。買い手としてエネルギー関連、化粧品、医薬品などを想定します。次に、東証スタンダード市場に上場で時価総額は150億円のクックパッド。買い手は健康や食品に関連する企業。あるいはメディア系の企業と思います。

A:両者に関しては、時価総額がもう一段減少したタイミングではないかと思います。

GB:確かにまだ早いかもしれません。もう1社は雨風太陽(5616)です。東証グロース市場に上場で時価総額は25億円。東証プライム市場に上場で時価総額は537億円のオイシックス・ラ・大地(3182)あたりか、地方創生に力を入れている企業に買ってもらったほうが良いと思います。

A:時価総額が小さすぎますし、このまま反転する気配もありません。早めに撤退したほうがよさそうです。

GB:そう思います。

GC:私はレストラン運営会社のバルニバービ(3418)と医師・製薬企業向け医療情報サービス会社のケアネット(2150)を挙げたいと思います。バルニバービに関しては、同業だけでなく異業種の可能性もあると思います。具体的には街づくりなどに力を入れている企業です。あるいはSBIホールディングス(8473)も可能性としてはありそうです。ケアネットは東証プライム市場に上場で時価総額は242億円。同社の買い手としては、東京海上ホールディングスを挙げます。

A:ケアネットに関連すると、東証プライム市場に上場で時価総額は181億円のメディカル・データ・ビジョン(3902)も候補です。同社に関しては、SBIホールディングスが生保などに売却する可能性もあるのではないかと思いますし、JMDC(4483)なども買い手になる可能性があるように思います。

GC:医療関連の業界では、今後再編が加速すると思います。プレイヤーが多すぎる印象です。

T:最後は私から3社。東京電力ホールディングス(9501)、北陸電力(9505)、東京建物(8804)。まず東京電力ホールディングスは東証プライム市場に上場で時価総額は6,778億円。グロース基準では完全に小型株。日本企業の中でももはや大きい部類ではなく危機的な時価総額。同社をそのまま買収できる企業はないと思うけど、資産の切り売りを通じた実質的な解体、あるいは他の電力会社との統合があり得ると思う。資産の買い手としては総合商社やエネルギー企業。次に北陸電力。東証プライム市場に上場で時価総額はわずか1,659億円。買い手としてはINPEX(1605)を想定。最後に、東京建物(8804)。東証プライム市場に上場で時価総額はわずか4,869億円。三井不動産、三菱地所あるいは海外の不動産ファンドを想定する。

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