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世界の探偵社

もしみなさんが海外の探偵社の手を必要とするとき、どのようにパートナーを探せば良いでしょうか?英語による取引に自信がある方はいても、探偵社選びに慣れている方は多くありません。海外の探偵社はライセンス制のため、日本の探偵社に比べ信用度はある一方、得意分野も多岐にわたります。これから、海外の探偵社を選ぶための基準をご説明します。
まずは、世界の探偵協会について、その詳細について触れましょう。

ビジネスに強い〝CII〟で有益なデータを得る
CII(COUNCIL OF INTERNATIONAL INVESTIGATORS)は国際調査協議会と訳され、加盟の調査会社はデューディリジェンス・セキュリティ・採用調査などに強い側面があります。
例えば
「取引を考えている会社の実際の風評を計りたい」
「結婚を考えている交際相手のDV、離婚や犯歴の有無をチェックしたい」
「採用予定である外国人の学歴や職歴を照合したい」
といった〝文字ベース〟の調査結果を必要とする場合に向いています。渡航歴・訴訟歴・犯歴・口座といったあらゆるデータにアクセスできる海外探偵ならではの強みと言っていいでしょう。投資詐欺に始まり、功名にすり寄って契約不履行するような悪意ある企業は、決してないわけではありません。データの取得はビジネスや公私における人事活動のリスク解消の手助けとなります。

ちなみに、こうした経緯からCII加盟の探偵社から依頼を受ける場合、データ調査がどれほど取得できるか相談されます。どうしても日本の探偵社では文字ベースでの調査に弱く、その説明が難しいです。CIIへの加盟を検討される探偵社の方は、こういった説明を覚える必要があります。

〝WAD〟によって現地で動かぬ証拠を押さえる
WAD(World Association of Detectives)は世界探偵協会と訳され、尾行・張込みといった調査を得意としています。
例えば
「不倫で海外旅行に赴く配偶者の浮気調査」
「海外出張に出る社員の実態調査」
「現地にいる、疎遠になった家族の現状確認」
といった文字だけでなく〝映像〟を必要とした調査が得意な探偵社が加盟しています。海外現地で追跡での調査を行う場合、日本人探偵が同行するか、海外の探偵社に任せるか、2通りあります。行先や用途にもよりますが、海外の探偵社に任せる方が〝安心感が高い〟ことは確実です。現地で複数日調査する必要がある、移動手段が断定できないといったケースは、WAD加盟の探偵社に依頼するとさらに効果的です。

尚、CII加盟の探偵社による尾行・張込みの調査、WAD加盟の探偵社によるデータ調査といった、逆パターンも可能です。
「犯歴が浮上した相手について、実際の生活を観察する」
「海外現地で追跡で、接触した相手のバックグランドを調べる」
といった、データと行動の調査の併用が効くことも、海外探偵社の日本にない強みです。海外探偵社は日本にはない、研修を伴うライセンス登録制があります。そしてCII、WADはいずれも加盟には紹介と実績を必要とします。海外探偵社を選ぶ際の一つの尺度としてお考え下さい。

(参照)
CII
https://www.cii2.org/
WAD
https://www.wad.net/

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