「漁師」が国内最高峰プロeスポーツリーグLJLに参戦した経緯とその思い。
みなさんこんにちは、Sengoku Gaming 岩元です。
初めにざっくりと自己紹介をさせてください!
名前 岩元 良祐
生年月日:1989年9月8日 31歳
出身地:鹿児島県
職業:HMI㈱ まき網漁師、㈱戦国 取締役役員 Sengoku Gaming運営
配偶者:有(2児の父)
趣味:ハンドボール(鹿児島県成年国体選手)
ゲーム歴:26年
歴代ハマったゲーム:MGO2、COD全般、R6S、PUBG、LOL、APEX
資格:小型船舶操縦免許、第三級海上特殊無線技士、普通自動車第一種免許、英語検定2級
なかなか今年の目標だったり、今までSengoku Gamingがどういう事を考えていたのかという点を皆さんに伝えられない部分が多々あったので今回Noteに初挑戦しようと思い立ちました。
文章を作るのが下手なので、伝わりにくかったら申し訳ございません・・・。
さて、いよいよ明日はLJL開幕ですね。昨年のプレーオフから約5か月間、長かったようで早かった・・・。
2020年は春シーズン2位、夏シーズン3位と、2019年の成績を上回る好成績を収めることができました。
これもファンの皆様、そしていつもチームをサポートしてくださっている企業の皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
2021年のLJLも明日から始まりますが、初めてLJLを観る方もいると思うので少しだけSengoku GamingがLJLに参入できた経緯と2019年、2020年を振り返ろうと思います。
※LJLって何?という方はこちらのURLをご参照ください!簡単に言えばリーグオブレジェンドの国内プロリーグです。
https://lolesports.com/
Sengoku Gaming LOL部門の初陣は2018年LJL CS(当時の2部リーグ)でした。恥ずかしながら当時私はというと、LOLの事を何も知らず、一度もプレイしたことがありませんでした。
ですが、当時一緒にチームを立ち上げたスタッフBの熱意に押され、やるからには絶対LJLに昇格するという決意を胸にLJL CSに挑みました。
LJL CSは上位2チームが入れ替え戦の切符を手にする大事な予選。
結果は、、、、3位。
理由は明らかで、当時の僕たち運営の力不足。選手たちにはすごく辛い思いをさせてしまいホントに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この結果を受け、LJLに挑むには僕たち運営陣がSengoku Gamingをもっと大きくして、選手が競技シーンにしっかりと集中できる環境を作るために、夏の挑戦を諦める結論に至りました。
そして2019年春、もう一度LJL CSに挑戦しようと必死に営業活動や実績作りに励みました。
当時は漁師をやりながらのチーム運営だったのでホントにつらかったですw
夜は鹿児島で漁業をして、終わったらすぐ福岡に向かい営業活動という生活をほぼ毎日続けていました。今思うと狂ってますw
9月くらいに少し気持ち的にも限界が来てしまいまして、やめようかなと思った事もありましたが、その年のWCSでDFMの歴史的快挙の場面を見て感動し、自分たちももっと頑張ろうと気持ちを奮い立たせました。
チーム運営も順調にいき、Sengoku Gamingの2019年のLJL CS参戦にご協力いただけるパートナー様とも出会い準備は万全でした。
ただここで衝撃ニュース・・・
LJL CS終了のお知らせ・・・
嘘であってほしいと願いましたが本当でした。スタッフとその場で放心状態になりました。
ただ数日後、、再びニュースが。
そのニュースは2019年LJL本戦出場チームを公募により決定するとの内容でした。
ここしかないと思い応募条件を確認。ハードルたけぇよ・・・( 一一)
なんとか条件は満たしていたものの何枠あるかもわからない。(当時LJLが6チーム制だったので1枠しかないと思い込んでいました)
大手チームや大手企業が名乗りを上げていた為、必死に自分達だけの強みとは何かを考え、Riotgames様宛のチーム紹介資料を作りました。
応募前にも関わらず、私達を信じてチームに加入してくれた当時の選手及びコーチには感謝してもしきれません。
何度も何度も資料を確認して、何とか応募完了。
あとは祈る只々祈る。
そして結果発表当日・・・・結果は・・・・
通った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当に嬉しかった。スタッフと一緒に大喜びしました。
喜びも束の間で、数週間後にはLJL開幕なので、ゲーミングハウスを探したり、諸々の契約の手続きを急ぎました。時間足りないよ・・・。
バタバタしながらもLJL 2019開幕!!
この姿を見た時に全ての努力が報われたと思いました。
本当に長かった。
開幕戦も勝利して嬉しかったけど2019年春シーズンで一番うれしかった事はなんといってもこの試合。
https://www.youtube.com/watch?v=Djg2CvpiikM
王者DFMに勝利!!
当時無敗だったDFMに唯一黒星をつけたのが私達Sengoku Gamingでした。
泣きました・・・。
そんなこんなでLJL初参戦のSengoku Gamingでしたが結果は4位!
選手とコーチ達、本当に頑張ってくれました。
2019年春シーズンを終え、夏シーズンあの男達がやってきます。
世界を制覇した男達 ””BLANK”” ""PoohManDu""
Blank選手と契約できた経緯ですが、とある企業様のご紹介で交渉するチャンスをいただきました。
このチャンスは二度と来ないと思い、この男がどれだけ凄い男なのか、私たちの熱い思いをスポンサー企業様にぶつけました。
結果・・・GO!!
すぐBLANK選手とアポイントを取り、私は韓国に飛びました!
Sengoku Gaming選手としてプレイして欲しい。なにより世界一の男がLJLで試合をする姿が見たい。その一心で私の思いを彼にぶつけました。
メジャー地域の一流選手がマイナー地域でプレイする事を決めるのは並大抵のことではありません。ただBlank選手も真剣に考えてくれました。
数週間後・・・返事がきました・・・OK!!!
契約するにあたってご協力いただいたスポンサー企業の皆様本当にありがとうございます。
2019年のシーズンを終え迎えたLJL 2020春シーズン、会社全体で2020年のSengoku Gaming LOL部門をどうしていくか、かなりの時間をかけて会社全体で話をしました。
ロースターも10パターンくらい出して、それぞれ予算を算出して1つ1つの特徴を説明し、スタッフ全員で議論を重ねました。
話し合いの結果、限りなくLJL優勝に近いロースターで2020年戦い抜くことを会社の方針として決めました。
2019年のメンバーとはガラッと変わって、Blank選手を中心に組成。
TOPにapaMEN選手、ADCにYutorimoyashi選手、SUPにEnty選手、MIDに2019年SK Gamingに所属したPirean選手の加入もあり優勝する自信はかなりありました。
2020年春シーズン想定していた以上にライバルチームも強化しており苦しい試合を強いられる時もありましたがなんとかレギュラーシーズン2位通過!
ほっとしました。
迎えたセミファイナル、Sengoku GamingとしてDFMとBO5を戦うのはこれが初めてで、自信はあったもののめちゃくちゃ緊張しました。
試合は5戦目までもつれ見事勝利!!
https://www.youtube.com/watch?v=KTr4wc3DsJs&list=PLpOVkT2nygTtmpUCohyQKvFCm5ZXy7dGy&index=70
本当に嬉しかった!勝った瞬間に今までの苦労がすべて報われた瞬間でした。選手達のこの表情を見ても最高の瞬間だったと思います。
いよいよ念願のLJLファイナル。
ここまで本当に長かったずっと画面越しに見ていつかはSengoku Gamingがこのステージに立ちたいと思っていた。夢のようでした。
ファイナルの相手はDFM一度は勝った相手だがやはりファイナルのDFMは一段と貫禄がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=RqO54UMVauY&list=PLpOVkT2nygTtmpUCohyQKvFCm5ZXy7dGy&index=83
結果は1-3で、惜しくも優勝までは届かなかった。
ただここまで連れてきてくれた選手、コーチ、スタッフ、ファンの皆様、スポンサー企業の皆様には本当に感謝しています。
悔しい気持ちを切り替えてオフシーズン中も、選手、コーチ達は必死に練習して来ました。
2020年夏シーズンはレギュラーシーズン2位Sengoku Gaming、1位がV3 eSports‼ 迎えたプレーオフでは、1-3で惜しくも敗れ、セミファイナルに挑みます。相手は春ファイナルで敗れたDFM、アクシデントに見舞われ結果は0-3で敗戦。
うちの選手達は全員がベテラン選手で大一番の緊張は慣れてるものだと思っていましたが、やはりこの大舞台でアクシデントは起こるものだと、改めてプロ競技シーンの厳しさ、難しさを痛感しました。
この時私は現場にいて、インターバル中に選手の気持ちを切り替える言葉が出なかったことを本当に後悔しています。
私があの時こうしていれば、選手もあの時私がこうしていれば、試合を終えてから後悔だけがずっと残りました。
ただ今となってはこの大舞台に来ることができなければ、この悔しさを味わうことすらできなかったので、この経験をさせてくれた選手、コーチ達には本当に感謝しています。
まだまだ選手をサポートする人として未熟な部分が多いことを痛感し選手やコーチ強化だけではなく自分自身、チーム全体のレベルアップが必要と感じた1年でした。
改めてこうして3年を振り返ってみると、大変な時期もありましたが、それを乗り越えて嬉しい事もあり本当に充実した貴重な3年間でした。
これLOL部門だけの話なので、他の部門の出来事もあわせたらめちゃくちゃ忙しかったですねw
何度も言いますが本当にSengoku Gamingに関わったすべての方々に心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからもっともっとチームも自分自身も成長して、日本、アジア、世界を代表するチームを目指してまいりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
さて2021年のSengoku Gaming LOL部門ですが
今年も一切妥協しておりません!!!
なぜSengokuGamingが毎年このリーグに投資をし続けるのか。ここに関してはまた次の機会に書きたいと思います!
ただ今年もSengoku Gamingのありったけをここに託しましたw
Paz選手、Crash選手、Ramune選手はWCS経験者で、BOTレーンのGango選手、Eenty選手は2018年LJLに旋風を巻き起こしたコンビです。
コーチのSonさんは昨年V3 Esportsの優勝に大きく貢献した立役者で、今年のSengoku Gamingを勝利へ導いてくれると期待しています。
昨今では緊急事態宣言など不安な日々が続いていますが、赤き侍たちが少しでも多くの方々に熱い試合を届けられるよう、選手とスタッフ一丸となって2021年のLJLも盛り上げてまいります。
皆様引き続き応援よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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