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【ほぼ0】プレゼンは「しりとり式」に行うべき
文章の本質までほぼ0円で読めるマガジン【ほぼ0】の#4です。
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今回のテーマは「プレゼンは『しりとり式』で行うべき」というものです。
プレゼンの本質は「言いたいことを正確かつ説得的に伝える」ということです。
何も仕事上に限ったことではなく、私生活上でもプレゼン的なコミュニケーションを意識することは大切です。
誰かと一緒に食事をする時など、自分の行きたい店を提案する際に、何も理由をつけないよりもプレゼン的な理由付けをした上で相手に伝えた方がコミュニケーションが円滑化します。
理由を付けない主張よりも何かしらの理由を付けた方が説得力が増すという話は様々な文献に書かれていますよね。
「何かしらの理由」を更に超えた「説得的な理由」を述べるために意識すべきなのが「直前の発言の終盤部分の内容を次の発言に含める」ということです。
例「今日は頭を使って疲れたので甘いものを食べて糖分を補給したい。甘いものを出してくれる◯◯という店の食べログでの評価が4を超えているのでそこに行ってみたい。食べログでの評判が良いからといって絶対に美味しいとは限らないけど、食べログの評価4を超えている店でがっかりした経験は一度もないのでその店もそれなりに期待できるはずだ」
全ての文に直前の文章の終盤で述べていた内容が含まれています。
いわば「しりとり」のように丁寧に各文章間の繋がりを意識することによって、論理的に漏れの少ないプレゼンを行うことができるのです。
そして、余力があれば、接続詞も有効に活用してみましょう。
とにかく聞き手に「あれ?」「なぜ?」と思わせる余地を与えないことです。
しりとり式を意識しない場合、どうしても論理の飛躍が起こりがちです。
特に口頭でのコミュニケーションの場合、推敲することができませんから、書く場合に比べてどうしても論理が飛躍しがちです。
論理が飛躍したと感じた時点で補足すれば良いのですが、どうせなら補足するまでもなく当初から論理的に飛躍しないプレゼンを行った方が説得力が高まります。
コミュニケーションの基本は「分かりやすさ」であり、その具体的な技術としての「しりとり式」を是非習得してください。
とは言うものの、本当に相手の気持ちを動かしたい時には、この「しりとり式」だけでは100点に到達することはできず、85点くらいになってしまいます。
85点でも勿論合格点であり上位の結果ですから、それよりも上を目指すか否かは貴方次第ですが、少しでも100点に近付きたいという貪欲な人は、次のことも意識してください。
それは、
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