【ほぼ0】強引に共通点を見い出せ
【ほぼ0】#27です。
この前、夜に繁華街を歩いて帰宅する途中にキャッチの男性に声をかけられました。
キャッチとは、接待を伴う飲食店などを客に紹介・斡旋することによって店側からその対価を得ることを業としている人のこと。要するに、キャバクラやあんな店いかがですか良い店を安くで案内しますよ、という声かけ。
私は興味がないので軽く会釈した上で断るのですが、一度や二度断ったところで先方が諦めるはずもなく。
ナンパも同様ですが、断られてからが勝負、ということなのでしょう。飛び込み営業も同じく。
というか、勧誘系の営みは全てそうなのかもしれない。広告を出して、サンプルを配って、有料商品の宣伝メールを送る。それの繰り返し。買ってくれるまで、配信停止されるまで何度でもお知らせしますよ、という姿勢。
生きるためには、誰かに何かをアピールし続ける必要があるのです。
で、断り続けられていたキャッチが私に言ったのが「同じメガネ着用者として話だけでも聞いてもらえませんか、チャンスもらえませんか」ということ。
まあ、確かにその日の私は縁無しフレームのメガネを着用していたし、先方もメガネを着用していたけど、その人のメガネは太めの縁ありフレームだったし、全然同じではないっていう、、
とはいうものの、実際にこうやって記事のネタにしているわけで、強引に共通点を見出してアピールするというのはコミュニケーション技術としてかなり重要なものです。
親近感を抱かせるところからのスタート。その契機は本当に些細なもので良い。
出身地が同じ、趣味が同じ、年齢が同じ、出身校が同じ、使っているスマホの機種が同じ、ヒト科という分類が同じ、、
何かしら、共通点はあるものです。そこを見出して、言語化していく。
言語化することが大切です。何が、どのように、どの程度、同じなのか。
同じだから、何なのか。どう思うのか。どう思って欲しいのか。
その言語化で失敗すると「一緒っすね!」だけで終わってしまう。そこからもっと具体的にイメージを膨らませて、言語化して、膨らませないと。
言語化という作業こそが、コミュニケーションにおいて最も大切です。共通言語にまで落とし込まないと、距離は縮まらない。
共通点を言語化できれば、コミュニケーションの第一歩としては成功です。
しかし、さらに深いところまでコミュニケーションを前進させるためには、もっと大切なことがあります。
それは、実は「共通点を言語化する」という作業とは一見真逆のようにも思えることなのですが、知っている人は必ず良好な人間関係を構築できています。
その禁断の方法とは、
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