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【ほぼ0】「継続は力なり」の本当の意味
【ほぼ0】#30です。
継続は力なり、という言葉があります。
辞書的な正確な意味は各自でググってもらうとして、続けることが大切的な意味でしょうか。
ずっと続けていれば力がつく、という意味に捉える人も少なくなさそうですが、続ければ必ず力がつく、というわけではありません。
言うまでもなく、間違った方法で継続したとしても、良い結果は出ません。
正しい方法でやるからこそ、良い結果に繋がります。
ここでより重要なのが、
「正しい方法でやったからといって良い結果が出るとは限らない」ということです。
野球でもサッカーでも将棋でも麻雀でも、プロの試合は基本的にリーグ戦形式です。
高校野球のようにトーナメント形式が採用される場面もありますが、それはプロリーグとしての在り方ではありません。
プロリーグがなぜリーグ戦形式を採用するのか、それは、
短期的な試行だけでは正しい結果が出ないから
という理由に尽きます。
戦力補強を繰り返して合計年俸額が球界一の球団が「開幕戦から3連敗する」ことだって何ら珍しくありませんが、結局シーズンが終わる頃には大差で優勝していることが多いですよね。
短期の試行だけでは、正しい結果が出ない。
短期の試行だけでは、確率が収束しない。
正しい過程を実践している人こそ、長期的な視点で淡々と継続すべきなのです。短期の視点で結果が伴わないからといって止まってはいけない。
継続は力なり、の真の意味とは、「続けていれば力がつく」ではなく「正しいことをしていたとしても結果に繋げるためにはある程度の時間をかけなくてはならない」というものなのです。
要するに、正しくない過程をいくら継続したとしても、当然ながら何の力にもならないということです。当たり前過ぎることですが、残酷な現実でもあります。
過程が正しいこと、それを前提として確率の収束を実現するためにひたすら試行回数を増やすこと。
これが「継続は力なり」の真の意味であるということを我々は強く肝に銘じておきましょう。
ここで、一つ問題が生じます。
それは、
結果が出るまでに時間がかかるにもかかわらず「正しい過程」であるか否かをどうやって検証するのか
ということです。
結果の出るやり方が正しい、なのに結果の検証までに試行回数を要する、となると、誤っていたと気付いた頃には時間と手間がかかってしまっている、ということ。
時間も体力も経済力も有限である以上、これは大問題です。
これを解決する方法は、一つしかありません。
それは、
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