【ほぼ0】発言は積極的に撤回すべき
【ほぼ0】#45です。
「男に二言はない」という格言の時代錯誤感があまりにも強すぎますが、性別問わず「昨日言ったこと今日撤回する」というのは何ら悪いことではないのです。
主張が二転三転するのはおかしい、という意見も世の中には確実に存在しますが、最初から「正しいこと」を言えるのであれば、その人は「成長しない」ということになってしまいます。
生まれたその瞬間から「正しいこと」を言えるはずもなく、何歳になろうおと、寿命を迎えるその直前まで、正しいことにたどり着いたと断言できるはずもないのです。
そもそも、「何が正しいのか」という判断基準自体が難しいテーマであり、判断基準もその基準への具体的当てはめも難しいわけで、それを常に的確に行えるはずもないのです。
記憶に従った供述でさえ変遷することがあり得るわけで、解釈を伴う意見の表明であれば尚更、といったところです。
そして、その変遷に要した時間の長短は、何ら問題とならないのです。ほんの一日で変わっても構いません。
時間をかけるからこそ変われる、というのは、誤りです。時間をかければ正しい考え方にたどり着く、という誤った考え方を前提とするものですから、やはり誤りなのです。
時間をかけようがかけまいが、正しい考え方にたどり着くための唯一の方法などありません。常に考え続けることが大切ですが、それは決して「思考の長時間化」を正当化する事情にはなりえません。
変わることを恐れない、変わったと指摘されることを恐れない。この意識を強く持つことが、まず何よりも大切なのです。
そして、もう一つ、大切なことがあります。
これを意識しなければ、変遷自体を正当化するとしても、何ら進歩がないことになってしまいます。
その大切な意識とは、
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